ゲーム概要
サクセスより2005年10月27日にプレイステーション2用ソフトとして発売された和風伝奇ホラーアドベンチャーゲーム。妖怪と主人公・桂が血の絆を築き、彼女自身の血が招く運命に立ち向かう。主人公や妖怪を共に少女とする事で、少女たちの友情や心の交流、ほのかな愛情といった新しい要素が満載。攻略の補助となる「分岐図」や「用語辞典」も収録。運命の糸車に紡がれるのは、呪縛か、絆か?※廉価版
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年3月16日
アカイイト(SuperLite 2000 アドベンチャー)
『アカイイト(SuperLite 2000 アドベンチャー)』は、PS2の高解像度グラフィック表示能力を活かし、美麗なグラフィックを実現したオリジナルの和風伝奇ホラーアドベンチャーゲームです。物語の主人公は、不思議な力を秘めた血を持つ少女・羽藤桂。彼女の血に宿る運命により、妖怪たちから狙われることになります。プレイヤーは選択肢や妖怪に血を与えることで物語が様々に分岐し、30種類以上ものマルチエンディングを迎えることができます。本作の魅力は、その美しいグラフィックと共に、プレイヤーが桂と妖怪たちとの交流を通じて紡ぐ物語の多様性にあります。
また、本作は先にプレイステーション2で発売された『アカイイト』の廉価版となります。
★主要人物★
羽藤桂 (はとう けい) - 声:松来未祐
本作の主人公。「用意周到」を宗としているが、基本的にのんびりかつうっかりが多いため、周りからは心配されることが多い。
唯一の肉親である母を失った後、遺産整理の下見として経観塚(へみづか)にある屋敷を訪れるのだが……。
千羽烏月 (せんば うづき) - 声:渡辺明乃
古の太刀・維斗を持つ、凛とした佇まいの少女。とある目的のため、桂と同じ列車で経観塚を訪れる。
若杉葛(わかすぎ つづら) - 声:釘宮理恵
羽藤の屋敷に住み着いていた活発な少女。見かけにそぐわず神話・民俗学に詳しい、本作の蘊蓄担当。白い狐の尾花(おばな)を連れている。
浅間サクヤ(あさま -) - 声:真田アサミ
桂の母親である真弓の親友で、桂にとっては頼れる姐のような存在である。フォトグラファーの仕事のため経観塚で桂と居合わせる。
ユメイ(-) - 声:皆口裕子
経観塚を訪れた際に、桂が見た不思議な夢に出てきた少女。懐かしさを感じるものの、彼女が誰なのか思い出すことはできない。
ノゾミ・ミカゲ(-) - 声:小林恵美
鈴の音と共に現れる双子の鬼。高飛車なノゾミに対し、ミカゲは一歩引いた態度を取る。 -
★★★★★ 5.0
素敵な作品だと思います。
百合ゲーと言われてますが、それだけじゃない。
「心の絆」が描かれています。
タイトルの「アカイ」が「赤い糸」と「血」を表しているので、カタカナ表記になっているのではないかと思います。
もともとは、4年前の作品ですが、全く古さを感じないです。
丁寧に作られているのが良くわかります。
仲良しルート(あえて攻略とは書きません。全てが百合ではないから)に、たどり着く人は、4人ですが、エンディングは30以上あります。
(しかも、バッドエンドの多いこと!!)
声優さんも素晴らしく、最初、松来さんと能登さんのキャラが被らないかな?
と不安もあったんですが、能登さんが(素に近いんだと思われる)元気少女を明るく演じられ、松来さんは、いつも以上に素晴らしいんじゃないかなって思います。
他の声優さんの演技も素晴らしいので、ほんと、キャスティングも良いです!!!
私は、廉価版でこの作品を購入し、暫くプレイしていなくて、ここ数ヶ月でようやくプレイしましたが、【もっと早くやっておけば良かったーー】と思いました。
笑えるし、泣けるし、ものすごく切なくなるし。
怖い部分も少しありますが、大丈夫だと思います。
バイオも出来ない私が大丈夫なんですから(笑
とにかく、こんな素敵な作品が、廉価版で楽しめるなんて、素晴らしいです!! -
★★★★★ 5.0
最高のノベルゲー
私がプレイしたことのあるノベルゲーとして、かまいたちの夜、街などが挙げられますが、それらの中でも秀逸なゲームだと思いました。
物語の全容はストーリーを一つずつクリアしていくことによって見えてきます。そのためゲーム序盤は情報が殆どなく、展開を追っていくだけで精一杯になりがちですが、エンディングを何篇か見て物語の背景が見えてくると一気にストーリーに引き込まれます。そのうえ物語の構成力が高く、日本神話や民間伝承などとても日常生活には溶け込まないだろうという題材が、自然に織り込まれていることには感動すら覚えました。
一人の女の子の血で大切な人を手繰り寄せて、絆を深めていくというストーリーは、妖艶で他にはない魅力を含んでいると思います。
バックログ機能やスキップ機能(未読も可)などが搭載されており操作性も良く、分岐図や用語辞典などプレイする際に便利な機能もありますので、ゲーム中迷子になることはまずないと思います。
不満な点をあげるとすれば、廉価版になって(気にならない程度ではありますが)バグが生じてしまったこと、誤字脱字が目立つことなど、デバッグの甘さが垣間見られることでしょうか。他に欠点が見当たらないため、些細なことではありますけど気になってしまいました。 -
★★★★★ 5.0
まさに究極の百合ゲー。
非常に丁寧に作られており、シナリオ、音楽、ゲームシステムのどれをとっても「優秀」。エンディングが32種類もあってボリュームもありますし、何度も遊ぶ事を配慮した非常に遊びやすいゲームシステムになっており、長時間遊んでいても全然苦になりませんでした。PS2で多数出ているAVGの中でも、確実に上位ランクに相当すると断言します。AVG好きなら絶対に買うべきだと思います。
ただし、肝心の百合表現が思っていたよりもあっさりしていた事だけが不満です。「百合」に期待している人は肩透かしを食うかと思います。一応ユメイとは「キス一歩手前」まで行くのですが・・・。 -
★★★★★ 5.0
地味な良作アドベンチャー
主人公が女の子、ヒロインも女の子の伝奇ホラーADVです。
吸血シーンは妖艶な雰囲気ですが、キスシーン等は無く、友情なのか恋愛なのか、
絶妙な絆の描き方がされています。
個人的にはこのさじ加減がたまらないのですが、百合物としては物足りないという方もいらっしゃるかもしれません。
この作品では、断片的に描かれる主人公の記憶、主人公を助けてくれる謎の女性等、
ヒロインを一人攻略しただけでは分からない伏線が各所に張られています。
その謎を残しながらも個々のシナリオは綺麗にまとめ、最後には謎が全て解けていく。
目が覚めるようなどんでん返しや、派手な展開があるわけではないのですが、地味ながらも伏線の張り方、回収の仕方がとても上手いです。
また、古事記や歴史等に関するイヤミでない程度のうんちくもなかなか面白く、
ストーリーに直接関係の無い部分は用語辞典として別にまとめられるので、ストーリーのテンポを崩さず楽しめます。
シナリオ、CG、音楽、声、どこをとっても平均以上の良作。百合が平気、むしろ好き、という方には是非おすすめの作品です。
ただし、「伝奇ホラー」とはいっても、全くと言っていいほど怖くないので注意。そちらに期待するとがっかりすると思います。 -
★★★★★ 5.0
下手なエロゲーよりもエロイ
とてもマイナー路線な作品だと思いますが、かなりの良作だと思います
まず、テキストのレベルが非常に高いです
薀蓄はとても丁寧に説明され、且つ矛盾の無い文章です
本作品の吸血シーンは文章だけでもとても官能的に描写されています
キャライラストは癖の無いまとまった、万人受けするすっきりした感じです
可愛らしいとは思うのですが、個人的には癖のある絵柄が好きなのでちょっと物足りない感じです
キャライラストより目を見張るのは背景 枚数がとても多いです
一枚一枚とても丁寧に描かれています(特に夕焼けの色はとても上手く表現されています)
ただ一つ、欲しかったものが吸血シーンの回想ですね EDの回想はあったのにこれが無いのが不満です
吸血シーンをセーブして見る、という手がありますがセーブ数が20個程で少なく、本編を進めるためのセーブ数も入れたらすぐに埋まっちゃいます
とにかくお勧めの一作です
百合を楽しみたい人には是非プレイして欲しい一作です
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最終更新日:2024年3月25日 PR