夏空のモノローグ 限定版

レビュー

• カズタマ

  ★★★★ ★ 4.0

  投稿日：2024年1月16日

  夏空のモノローグ 限定版

  『夏空のモノローグ 限定版』は、夏の日に繰り返されるタイムループ現象に巻き込まれた男女の愛と絆を描く女性向け恋愛アドベンチャーゲームです。本作では、繰り返される7月29日の謎を追いつつ、「心地よい今に留まる」か「不安な明日を迎える」かを選択することが目的となります。
  
  ゲームの特徴として、「VNRシステム」が採用されており、これによってテキストが表示される領域が常に変化します。このシステムは、グラフィックをより際立たせ、物語に没入するためにマンガのコマ割りのようにイラストの位置を変える手法を導入しています。これがプレイヤーに新たな視覚的な体験をもたらし、ゲームの臨場感を一段と高めています。
  
  さらに、「LRCシステム」も搭載されており、20種類以上のイベントから好みのシナリオを選ぶことが可能です。これによって、プレイヤーは何周しても飽きることなく、異なる展開やシナリオを楽しむことができます。このシステムは、リプレイ価値を高め、プレイヤーに多様な選択肢を提供してくれます。
  
  本作は新しい視覚的なアプローチと多彩なシナリオが魅力のゲームであり、女性向けのアドベンチャーゲームファンにおすすめできる作品となっています。
  また、本作は本編のゲームディスクの他に「設定原画集」「ドラマCD:オットー・リリエンタール2号の夢」が同梱された限定版となります。

• ★★★★★ 5.0

  泣けるストーリー

  切ない物語です。
  攻略キャラ全ルートで泣いた乙女ゲームはこれが初めてです。
  
  BGMがさらに物語を盛り上げて引き込まれました。
  周回プレイする度に謎が明かされると共に、攻略したキャラがどんな思いでいてこの言葉を言っているのか分かるだけに切なさ倍増です。
  
  すべてが解明される綿森
  ルート。
  このルートでのエンディング、7月
  30日がこの物語のエピローグに当たるのではないかと。
  個別にないのは残念ですが納得出来ます。
  
  ツリーピースの短編小説は読んでいる間中、涙が止まりませんでした。
  
  今までやった乙女ゲームの中では、1番切なく1番泣きましたが、不思議ともう一度
  プレイしたくなる魅力ある作品です。
  
  限定版と予約特典のドラマCDの内容は科学部の活動なのですが、爆笑しました。部長が暴走してます。
  フルコンプした後に聴いたのでより楽しめました。
  限定版を買って良かったです。

• ★★★★★ 5.0

  泣けるって言われて本当に泣いたの初めて!!!

  知り合いから勧められて半信半疑でした。
  みんな感動の涙流してて、事前に泣けるって言われると泣けないんですけど、なんだこの作品は!!!
  もう、ラスト大号泣です。感極まって夜中に泣きじゃくってました。でも、悲しいんじゃなくて嬉し泣きです。
  
  自分、嬉し泣き出来るんだ(笑。って思いました。
  
  典型的なテキストゲームなのですが、ゲームと言わず、新しい活字の形だと思っています。
  活字嫌いで、小説とか全然詠まないのですが、ゲームになってるとよめます。台詞あってイラストあって感情移入がひときわ!
  
  本当に、小説読むと思って是非是非手に取ってください!後悔はさせません。
  
  私、漫画やアニメで過去に泣いたのって本当に2〜3回です。でも、この作品ほど号泣した事は無い!
  しかも、過去に泣いた作品は切なくて悲しくて、読んだ後にしょんぼりしちゃうのですが、号泣しながら心ほっこりできます。
  
  このまま埋もれさせる訳にはいきませぬ!全力でみんなに広めたい作品です!!!!!

• ★★★★★ 5.0

  シナリオが良い

  今までのオトメイトの印象(OPの出来の良さ+イラストの美麗さ+声優の頑張り+設定は受けそう+キャラの魅力で積み重ねたプラスを一気にマイナスにしてしまうシナリオ)が崩れ去るゲームでした。
  
  オトメイトゲーをプレイした人には信じ難いでしょうが、本当にシナリオが素晴しかったです。
  声を出して笑ってしまったし、泣いてしまいました。繰返しプレイがちっとも苦にならない、先が気になって仕方がないシナリオでした。主人公が気持ちの良い子だったせいか、彼女の独白部分もスッキリと読めました。
  奇跡でもご都合主義でもない、切ないけれど優しくて愛おしいストーリーでした。スタッフが大事に、大事にこのゲームを作ってくれたんだなと思いました。
  
  個別ルート(金太郎飴じゃなかった)も良かったけれど科学部でワイワイしているLRCシステムが楽しい。繰返しプレイで「そういう事か」と思ったり言葉の裏にある気持を考えさせられたり。攻略関係なく選択肢をコンプしたくなりました。
  私は気がつきませんでしたが、誤字脱字はあるとの事(日本語崩壊はなかったと思います)。テキスト表示にも癖があるので文字を追うゲームが苦手だと合わないのかもしれません。
  後は、オトメイトゲーで毎度思うのですが、シナリオ回想の短さとセーブ数の少なさだけは何とかならないものでしょうか。

• ★★★★★ 5.0

  この感動は乙女ゲー初心者だから感じるのでしょうか

  きっと希望に満ちた『時間』の物語
  
  乙女ゲーム初心者だからでしょうか。泣いちゃいました。ボタボタ涙がとまらくて仕方なかったです。
  
  まだ三人しか攻略していませんが登場人物たちはそれぞれ忘れた時間や過ぎた時間、消えた時間、過ぎ去ろうとする時間、やがてくる時間にもがき苦しんでます。
  
  彼らの問題に踏み込むたびに切なくて仕方ないです。
  最初のほうは笑えました。
  
  システムは快適ですー。けど個別ルートに入る前のなんでもない日常スチルが不足してる気もします。きれいなのに!可愛いのに!もったいない!
  後日談がとにかく気になる作品です。

• ★★★★★ 5.0

  色んな人にプレイしてもらいたい作品

  乙女ゲーは相当プレイしてきましたが、ここまで泣かされたゲームは初めてです。
  前半科学部のやりとりに笑いっぱなしだったのが一転、個別ルートの重く切ないストーリーに涙が止まりませんでした。
  周回プレイの追加要素も充実してるので飽きることがありません。
  シナリオ・音楽・グラフィック、全てクオリティが高く細かい部分の演出まで作り込まれてます。
  
  乙女ゲー好きな方もそうでない方も、絶対プレイして損はない作品です。

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