ゲーム概要
アイディアファクトリーより2010年7月29日にプレイステーション2用ソフトとして発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。テキストとグラフィックの表示方法を場面ごとに変化させ、多彩な演出でプレイヤーを作品に引き込む「VNRシステム」等、新しいシステムが満載。海に程近い田舎町を舞台に、7月29日が繰り返される謎のループに巻き込まれた主人公の運命は?繰り返される「今日」からの脱出を目指そう。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年1月16日
夏空のモノローグ
『夏空のモノローグ』は、夏の日に繰り返されるタイムループ現象に巻き込まれた男女の愛と絆を描く女性向け恋愛アドベンチャーゲームです。本作では、繰り返される7月29日の謎を追いつつ、「心地よい今に留まる」か「不安な明日を迎える」かを選択することが目的となります。
ゲームの特徴として、「VNRシステム」が採用されており、これによってテキストが表示される領域が常に変化します。このシステムは、グラフィックをより際立たせ、物語に没入するためにマンガのコマ割りのようにイラストの位置を変える手法を導入しています。これがプレイヤーに新たな視覚的な体験をもたらし、ゲームの臨場感を一段と高めています。
さらに、「LRCシステム」も搭載されており、20種類以上のイベントから好みのシナリオを選ぶことが可能です。これによって、プレイヤーは何周しても飽きることなく、異なる展開やシナリオを楽しむことができます。このシステムは、リプレイ価値を高め、プレイヤーに多様な選択肢を提供してくれます。
本作は新しい視覚的なアプローチと多彩なシナリオが魅力のゲームであり、女性向けのアドベンチャーゲームファンにおすすめできる作品となっています。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2024年1月16日
繰り返される「7月29日」を舞台にした女性向け恋愛アドベンチャーゲーム
「夏空のモノローグ」は、突如として訪れた「7月29日」のタイムループ現象に巻き込まれた主人公の感動的な物語を描く女性向け恋愛アドベンチャーゲームである。このゲームは、独自の「VNRシステム」を導入しており、テキストの表示領域が随時変化し、まるでマンガのコマのようにイラストが差し挟まれる特異なプレゼンテーションが特徴的である。
「VNRシステム」のおかげで、プレイヤーは視覚的にも楽しめる演出に没頭できる。物語の展開に合わせて変化する画面構成は、臨場感を高め、タイムループの中での出来事がよりリアルに感じられる。このシステムは、ゲームプレイに新たな次元を加えており、特に視覚的な要素にこだわりを持つプレイヤーにとっては魅力的である。
また、謎解きの要素もゲームに組み込まれており、主人公がタイムループの謎に挑戦する中で、クラスメイトとの絆を深める機会が用意されている。選択肢や行動によって物語が分岐するシステムは、プレイヤーに臨場感と冒険心をもたらし、ゲームのリプレイ価値を高めている。
本作は感動的な恋愛物語と斬新なゲームプレイが魅力の作品であり、女性向けのアドベンチャーゲームファンにおすすめできるであろう。 -
アマチャ
★★★★★ 5.0
投稿日:2024年1月16日
同じ時間を何度も繰り返すタイムループ現象に遭遇した男女の愛と絆を描く
「夏空のモノローグ」は、男女の愛と絆を描く女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、ある夏の日に起きるタイムループ現象が物語の中心です。プレイヤーは繰り返される7月29日の謎を解き明かし、最終的には「心地よい今に留まる」か「不安な明日を迎える」かを選択することが大きな目的となっています。
物語の進行には、男性キャラクターとのイベントが豊富に用意されており、プレイヤーはクラスメイトたちとの絆を深めながらエンディングを目指していきます。ゲームは、選択肢やイベントを通じてプレイヤーが物語に影響を与え、さまざまな展開を迎える仕組みがしっかりと構築されています。
「夏空のモノローグ」は、美しいグラフィックや心地よい音楽といった要素が相まって、感動的なストーリーを演出しています。特に、タイムループの謎解きと選択の重要性がプレイヤーを引き込むポイントとなっています。物語の中で描かれる愛と絆のテーマは、感受性豊かなプレイヤーに深い感動を与えることでしょう。
ただし、ゲームが女性向けに特化しているため、男性プレイヤーにはあまり魅力的でないかもしれません。また、アドベンチャーゲームが苦手なプレイヤーには、ストーリーの進行がやや鈍いと感じるかもしれません。総じて、「夏空のモノローグ」は感動的な恋愛物語を楽しむには良い選択肢であり、女性向けゲームファンにはおすすめの作品と言えます。 -
★★★★★ 5.0
心からの切なさと愛しさと・・・ふと寂しさが湧き上がる不思議な夏の出来事
ジャケットのイラストに引かれて衝動買いしました。今は買って良かったと思っています。
まず、主人公達の環境や世界設定が秀逸だと思いました。季節は夏、海が近い田舎町、超高層建造物「ツリー」、主人公達が所属する(個性的なメンバーの集まった)科学部の廃部、そして「ループ」など・・・それだけで私はこの世界にすごく惹かれてしまいました。
イベントを選択できるシステム(LRCシステム)や選択肢はありますが、基本的にはシナリオを読み続けるものなので、私はノベルゲームの印象がしました。
またVNRシステム(テキストとグラフィックの表示方法が場面ごとに変化するなどの工夫)は、手が重なったりした瞬間などの演出は思わず「ドキッ」として新鮮でしたし、製作者の意気込みが感じられて良かったです。しかし、綺麗な風景やせっかくの立ち絵やスチルがテキストと重なるのは私的にはちょっと残念でした(スチルはじっくり観たい方なので・・・)。
登場キャラクターも作品の雰囲気にあっていて良かったと思います。ヒロインは記憶喪失という過去がありますが、私はかなり感情移入できました。科学部の個性的な仲間達との絆や日常は楽しめましたし、声優さん達の迫真の演技も心に迫りました(特に木野瀬君!彼の心情が苦しくて、切なくて一緒に泣きました・・・)。
スチルや背景などグラフィックも綺麗で素敵でした。また音楽やBGMの流れ方(蝉の声なども)も効果的で心情的にグッときました。
シナリオも、ふとした「瞬間(例えば何気ない仕草や風景や音など心に深く残って忘れられないもの)」の捉え方や表現の仕方が上手で、私にはとても印象的でした。そして、恋をすると感じる「優しい気持ち・幸せな気持ち・切ない気持ち・相手を想う気持ち」などが丁寧に表現されていたと思います。
総合的な評価は、私にはストーリーや設定などが合っていて、この「7月29日」に浸れたので星5個です。最初に書きましたが、私はシナリオ重視の作品だと感じましたので、ゲーム性という点は低いと思いましたが、その分、私は不思議なストーリーに浸れました。
私は「SF風の青春恋愛小説」を綺麗なグラフィックと音楽と声付きで楽しめた感じで、満足です。
優しさ、切なさ、愛おしさ、不思議さ、友情・・・そして夏特有の「祭りの後」のような一抹の寂しさを感じた、私にとっては「この夏、心に残った」作品でした。 -
★★★★★ 5.0
明日を迎えること
プレイしてみて、クリア後には明日が楽しみになる。そんな作品だと思います
毎日って、当たり前みたいに続いていって、それが過去になって、未来がまた過去になって、それでも自分たちは未来に進んでいって。
苦しいことも悲しいこともこの世界にはたくさん溢れているけど、どうしようもないこの世界の中で、仲間と笑えて、家族で支えあって恋人と同じ時間が共有できる。そんな素敵なことはまるで奇跡のように美しいんだと気づける作品です。
あとは他のレビューを見ればわかると思います。本当にいい作品です。科学部での日常がすごく楽しくて青春だー!とも思えるし綿森くんとのやり取りもどことなく不思議で、でも暖かくてなんだか癒されます。
ここ最近のオトメイトのなかでもトップクラスだと思います。夏が終わる前に是非今年のお供にいかがでしょう。 -
★★★★★ 5.0
素晴らしい作品
泣きました。
全員のルートで泣きました。
それぞれの個別ルートの物語がとってもしっかりと作られています。
このゲームの売りは「切なさ」なのかもしれませんが始終しんみりしっとり。ではありません。
どちらかと言うとギャグ要素も多く(特に部長が)、笑わせてくれるしとても楽しくプレイできます。
物語の中心である「ループ」の核心に迫るごとにストーリーはシリアスになっていくのですが、それはとても自然で、嫌味のないストーリー展開です。
どのキャラも辛い過去やしがらみ、誰にも言えない悩みなどを抱えていて、それがとても切なかったです。
大体こういった乙女ゲーは、1人攻略するごとに、「このキャラと上手くいくとあのキャラは…」となることが多い気がします。が、このゲームのキャラ達の素晴らしいところは、それぞれのルート内でサブになるキャラたちの男らしいこと!!
サポートが素晴らしいんです。特に木野瀬君…涙が出るほどみんないい子なんです。
例え主人公とENDを迎えられなかったとしても、それぞれに自分の道を見つけていくのだと思わせてくれるのです。
こんなにプレイして清々しい気持ちになったのは初めてでした。
是非ともこのゲーム、プレイして欲しいです。
長々と失礼いたしました。 -
★★★★★ 5.0
ずっと、ずっと、心の中に留めていく、夏の一ページ。
あの夏でこのゲームをコンプしてから、結構時間経ちました。
その間にも、時々にこのゲームを思い出します。科学部のみんなと一緒にいたあの夏を思い出します。
そして切なく、暖かい気持ちになり、勇気をもらいました。
乙女ゲームは結構やりましたけど、正直夏空ほど、心の深いところまで触れたゲームは今までなかった気がします。
友情とか、仲間とか、絆とか、恋とか、後悔とか、怖さとか、そういったどこにでもあるテーマで、そして現実から逃げたい気持ちと、今に留まりたい気持ち、誰にでも体験する気持ち、このゲームは本当にうまく表現しています。
私はちょうど結構迷う時期にこのゲームに出会っていたので、心が洗われた気がしたと言っても過言ではないし、実際その後は、このゲームは本当に励みになっていました。
私にとって、もうゲームの存在を越え、私にとって夏の大切な思い出になっています。
そして何よりしっかりしたシナリオです。
ループもので何のバグもない時点でもう素晴らしいのに、それ以上に話はまとまっています。
そして個人ルートは一つ一つばらばらの物語ではなく、本当は合わせて、最後の真実ルートによって一つの完成の物語になります。
そしてそれはシステムによってうまく反映され、プレイヤーの手によって完成します。
このレベルの完成度の乙女ゲーム、なかなかいないと思います。
人の心を動かす力を持つゲームです。
まだ迷っていたら、ぜひこれを手に、夏の思い出、体験してみてください。
きっと、久々にでも、涙は出ますよ。 -
★★★★★ 5.0
一番の乙女ゲーかもしれない
オトメイトということでめちゃくちゃ不安がありましたが、時間跳躍系に弱い私は購入…。
現在ラスト1名を残す所まで攻略しましたが、正直このループを終わらせたくないです。 オトメイトの中で一番クオリティ高いと思います。(ちなみにオトメイトで今までの一番は緋色の欠片です)
とにかくシナリオ。誤字脱字あったりしますが、全く気にならないレベルで細部までクオリティがかなり高い。
同じ場面でも既読スキップほぼ使わない位細部が徐々に変わります。
そして粗がない。疑問点がちゃんと補われます。 どんなに辛い過去があっても、忘れていいものは何一つない、どんなに辛くても明日があるから人は希望をもてる、という事を人と触れていくうちに涙が出るほど思わされました。映画にしたらなんて素敵なんだろうと思います。
BGMも夏の終わりの寂しさを漂わせるような素敵な曲が多いし、CGも空や星や景色が綺麗です。
OPとEDも本当に素敵でEDなんかは本当に胸が掴まれる様な切なく暖かい感じです。
そして何より声優さんも凄く合ってて、声に泣かされた回もありました。どの攻略キャラも抜かりなく、むしろ油断したキャラに一番大号泣。
しかし実はさらに面白いのは科学部メンバーの掛け合いです!本当にくだらないんですけど、本当に笑えます。ぐだぐだ感が愛すべき科学部メンバーです。
あー終わらせたくない。終わらせたくないですよー。買って損はないです。
※追記※
全コンプ完了しましたが、終わりまでも素晴らしいゲームでした!!!なんでしょう・・・終わりたくないんですが、『明日が楽しみになる』という本当に前向きに終われた作品でした!!
※追追記※
発売から約1年が経ちましたが、私のなかでこのゲームを抜くゲームは出てきてないですね・・・。素晴らしい。
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最終更新日:2024年1月16日 PR