ゲーム概要
アイディアファクトリーより2009年10月1日にプレイステーション2用ソフトとして発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。『緋色の欠片』シリーズの一作で、未来の都市を舞台にした続編となる。会話する相手を選択し、情報を入手したり、好感度がアップする「フリートークシステム」を導入。ある月夜の晩、刀を持った少年と出会った主人公・藤森沙弥。何も知らない玉依姫と6人の守護者たちの物語が今、始まる。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年1月8日
ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承
『ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承』は、寒名市という最新技術が満ち、人気の都市で繰り広げられる興奮と謎めいた物語にプレイヤーを引き込む作品です。主人公の沙弥が月夜に出会った刀を持った少年との遭遇から物語が動き始め、彼らが「タマヨリヒメ」と呼ばれる6人の守護者たちであることが判明します。
ゲームは最初の段階で謎めいた事件や恐怖の中に主人公を投げ込み、プレイヤーに引き込む手腕が光ます。物語の進行と共に、少年たちとの絡みや複雑な人間関係が徐々に浮かび上がり、プレイヤーはストーリーに一層没入することができます。
キャラクターたちは独自の個性を持ち、月夜に出会った少年やその他の守護者たちとの関係性が深まっていく様子が感動的です。物語の展開は段階的に複雑さを増し、プレイヤーは謎解きや感情移入を通じて没入感を味わえます。
美麗なグラフィックや臨場感あふれる音響効果が、寒名市という舞台の雰囲気をより際立たせています。全体的に緻密に構築されたシナリオ、キャラクターたちの魅力、そして謎めいた舞台設定が相まって、プレイヤーに楽しさと驚きを提供しています。
本作は魅力的なキャラクターと奥深いストーリー、高品質なビジュアルやサウンドが調和し、プレイヤーを没入させてくれる良作です。ゲームファンや複雑な物語を楽しみたいプレイヤーにとって、強くおすすめできる作品です。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2024年1月8日
"守護者"と呼ばれる少年たちとともに宿命に立ち向かう女性向けアドベンチャーゲーム
「ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承」は、プレイヤーが主人公の藤森沙弥として、絆を深めつつ宿命に立ち向かう女性向けAVGだ。攻略対象となる少年たちと共に様々な障害を克服し、最終的にお気に入りの少年と幸せなエンディングを迎えることがゲームの目的である。
本編はオーソドックスなノベル形式で進行し、選択肢を選ぶことで攻略対象キャラクターごとのルートに分岐する。一度通過したルートは、プレイ中に"CHAPTER"機能を使用して一瞬で好きな章へ飛ぶことが可能だ。各ルートには物語の謎やキャラクターに関する伏線が巧みに張り巡らされており、複数のシナリオをプレイすることで大きな秘密が明らかになる。
ゲームは絵と音楽の美しさで際立っており、攻略対象となる少年たちの魅力が存分に表現されている。また、CHAPTER機能のおかげで、プレイヤーは自分の進行ペースで物語を楽しむことができる。
「ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承」はオーソドックスながらも魅力的なストーリー展開とキャラクター造形が光る作品であり、攻略対象の少年たちとの絆を深めながら、プレイヤー自身が物語に参加する感覚を味わえる。AVGジャンルのファンや豊かなストーリーを求めるプレイヤーにとって、是非ともプレイしていただきたい作品である。 -
アマチャ
★★★★★ 5.0
投稿日:2024年1月8日
女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『緋色の欠片』シリーズの一作
「ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承」は、女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『緋色の欠片』シリーズの一作で、未来の都市・寒名市を舞台にした物語が繰り広げられます。プレイヤーは主人公の藤森沙弥として、夜の街で出会った刀を持った少年と共に謎の殺人事件に挑むことになります。
物語はシナリオ分岐によるマルチストーリーが展開され、プレイヤーの選択によって異なる結末が待ち受けます。この要素がゲームに深みとリプレイ価値を加えています。さらに、新たに導入されたフリートークシステムは魅力的で、プレイヤーは会話する相手を選択することができ、それによって知られざる情報を手に入れたり、好感度をアップさせることが可能です。
ゲーム内の音響効果は特筆すべきもので、何かを切り裂く音や夜の街にこだまする悲鳴が臨場感を演出しています。これにより、プレイヤーは物語の緊迫感と謎解きの興奮を存分に味わえるでしょう。
キャラクターのデザインや背景も美麗で、寒名市の雰囲気がうまく表現されています。プレイヤーはゲームの中で登場人物たちと共感し、彼らの運命に引き込まれることでしょう。
総じて、「ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承」は緻密なストーリーテリング、分岐する物語、フリートークシステムなど、様々な要素が巧みに組み合わさった優れた作品と言えます。ゲームファンやアドベンチャーゲーム好きなプレイヤーにとって、必見の作品となっています。 -
★★★ ★★ 3.0
プレイしてるうちにハマる!
皆様同様、緋色の欠片が好きでこちらもプレイしました。
イラストがキヨ先生ではない、OP、EDも藤田さんでないことに最初は、最初だけは違和感がありました。
しかしながら、プレイしてるうちにどんどんと惹かれるものがあります。
ストーリーが短いから内容理解に苦戦するし、え!?あれ!?どこで好きになったの!?ってなるし(凌さん以外皆そう感じました・笑)、BGMも残念だったり、個人的に主人公のうじうじ感にあー!てなる事が多々あったのですが、どうしてだか攻略が進むごとに好きになっていきました。
一番の魅力は、緋色の欠片を知っているからこその同キャスト様による異なるタイプのキャラクター演出だと思います!
え!?ほんっとに同じ人!?と三回ぐらい説明書見返しましたが一緒でした・笑
知らない方でもきっと魅力的です。
細かいとこだと効果音が緋色と一緒だったり、とある背景がどう考えても季封村だったりとか小さなところで沢山緋色を感じて悶えました。
凄く面白いとは思うのですが、独特の世界感が伝わりきらない短いストーリー(私的に緋色は苦痛に思うくらい長いぐらいがのめり込めるかと思うので)、一方通行な選択肢、定まらない主人公の話し方、に少し難有りかなと思い星3つです。
すっごく個人的な意見ですが、主人公たる女の子が苦手でした。顔はストライクなのに性格と話し方が…orz
たまに珠紀ならこうしたんだろうな-と妄想しながらプレイしてました(笑)
我慢強くプレイ出来る方にお勧めです(笑) -
★★★★ ★ 4.0
もったいない・・・そして惜しい!
緋色の欠片は全シリーズプレイしています。
世界観、キャラクターの設定、声優さん、美麗なイラスト…。
素晴らしい点がたくさんあるのに…惜しいです。
1のような名作になる可能性をとても秘めていたと思います。
他の方のレビューにもありますが、守護者の皆との日常がストーリーの中で描かれていないので、なぜ突然仲間の間で信頼関係が芽生えるのか、ちょっと理解しがたい展開でした。
その他にも、
・背景がいまいち
・音楽もちょっといまいち
・キャラクターによって展開が似たりよったり
・いつもの事ですが、戦闘シーンの描写がくどい。
などなど、もうちょっと全体的に詰めていただきたかった。
残念な点もありますが、最初に挙げた通り、素晴らしい点も多くあります。
お気に入りのキャラクターが見つかれば楽しめると思います!
大蛇君、犬戒君、鬼崎君LOVE♪
ファンディスクとか出たら、結局買ってしまうんですけどね(^^ゞ -
★★★ ★★ 3.0
スチルはかなり美麗です
全スチル回収済みです。
システム面はものすごく快適、というほどではないですが、特に不備もなかったように思います。
選択肢は基本2択(攻略キャラがいる場所を選択するような時は例外あり)で、好感度をあげるのは難しくなく、作業のほとんどない物語を読み進めていくようなタイプのゲームです。
そのため戦闘シーンの描写など、丁寧に状況説明をし過ぎて、逆にゲームのテンポが悪くなってしまっているような印象を受けることもありました。
主人公は可憐で「守られる」のがすごく似合う子なので、元気すぎる主人公はちょっと苦手という方や恋愛対象に守ってもらうというシチュエーションが好きな人には向いていると思われます。
攻略対象キャラも様々なタイプがバランスよく用意されていますが、他の方も指摘されている通り、シナリオ比重がキャラによって偏りがかなりありますので、ちょっと不公平感を感じました。特にこのゲームは共通ルートから個別ルートに入ると怒涛の勢いで展開が進むので、人によってはもう終わり?みたいなちょっと物足りなさ感がありました。
シナリオ自体はそれぞれのキャラの伏線が個別ルートでちゃんと回収できますし、優秀な王道系ストーリーでした。スチルもとても美麗で、完成度は高かったです。
ただ肝心の恋愛要素が薄い気がしました。学園生活メインの前半は状況やキャラの説明的な部分がほとんどで、個別のイベントも期待したほどの甘さが感じられず、後半もいつも間にか主人公や攻略相手が相手のことを好きになっているようなパターンが多くて、なんだか恋愛要素をとってつけたような作りだったのが残念でした。
文章も読みやすい、キャラも美麗で魅力的、シナリオも多少のご都合主義的な部分はありますが、どのEDで終わってもキャラの背景や行動理由がちゃんと示されているので、納得してプレイを終えることが出来ました。それだけに、やはりもうちょっと恋愛要素のボリュームを増やして欲しかったことと、戦闘シーンの描写がやたら多かったことが個人的には不満でした。 -
★★★ ★★ 3.0
あと一歩で、良作になった可能性のある作品。
緋色シリーズが好きで、一新されたヒイロの雰囲気やキャラが気に入り、購入しました。
システムはお馴染みのクオリティで、特に不備は感じませんでした。
絵や主題歌も綺麗でした。
従来のものも好きですが、こちらも新たなヒイロの雰囲気を醸し出していると思います。
残念だったのは、やはりシナリオ面についてです。
はっきり言ってしまうと、キャラのルートによってシナリオの出来に差があり、内容が短く薄いものが多いです。
共通ルートはそこそこ長いのですが、個別に入ると1章が短く、味気ないものばかりでした。
ルートにもよりますが、日常パートが少なく、恋愛過程に必要な要素が欠けているように思えました。
つり橋効果も結構ですが、もっと日常をモチーフにしたイベントが欲しかったです。
できれば両思いになる前に、もう少し恋愛過程を丁寧に描く描写、キャラの心情を示すイベントや葛藤なども欲しかったですね。
全体的なシナリオは、勘が鋭い方ならすぐに想像がつく、良くも悪くも「王道」の多いものでした。
また話の盛り上がり箇所も今までのシリーズに比べて少なく、プレイヤーに高揚感や緊張感が伝わる前に終了した感じでした。
主人公についてですが、オトメ●ト様ならではの「守られる」主人公です。
内気で消極的ではありますが、自身にできることを全うしようと思案し努力しようとする描写があり、私は好感が持てました。
公式の設定通り他人を思いやるのことのできる良い子なので、そう言う性格が嫌でなければ大丈夫かと。
しかし、シナリオは急過ぎた感はありましたが、矛盾やおかしな点はありませんでした。
それに攻略するキャラによっては本編で伏線が引いてあったり、キャラの設定を活かし、きちんと納得がいくシナリオもありました。
燃えるように熱い展開は少ないですが、心にぐっとくるシーンも少なからずありました。
キャラや世界観の設定などの素材は良かったので、発売日を延期にしてでも時間をかけて練っていれば、より良い作品に仕上がったと思われます。
キャラ同士の掛け合いや、今までの緋色シリーズにはあまりなかった協力し合った戦闘なども良かったです。
良いところがあり、少なからず期待もしていただけに、惜しい点が残念でなりません。
正直、従来のシリーズの方が好きな方は止めておいた方が無難かと思われます。
けれどキャラは魅力的でしたし、私はこのヒイロを「買って損した」とは思いませんでした。
人によって賛否両論に分かれそうですが、新しいヒイロのキャラや世界観を受け入れられる方は、買ってみてはいかがでしょうか。 -
★★★ ★★ 3.0
すっごく惜しい
緋色シリーズはプレイ済み。カズキヨネさんの絵が好きで、緋色のすごいファンというわけではありません。
PSP版はなかなか値落ちしなかったので今回たまたま安く売っていたPS2版をプレイしてみることにしてみました。
近未来版緋色ですね。キャラそのものが違うので、絵師さんが違っても違和感はなく、むしろとても綺麗でよくできていると感じました。
緋色で明るく元気な俺様キャラだった人が物静かなおとなしーキャラを演じていたり、可愛い後輩キャラだった人がクールな先輩を演じていたり、かなり新鮮味がありました。
その点の変更は個人的には良かったです。
気になった点
・共通ルートのわりに個人ルートが短い
→無印ではあの長々と無駄に語られる文章に後半は読むのも疲れ、ストレスさえ感じましたが今回は逆にサラリとしすぎでした。緋色をプレイしていない方にはかなり説明不足というか、プレイ済みだからこそ大体の話がのみこめる、という印象。
緋色とヒイロの真ん中くらいのボリュームは欲しかったです。
・選択肢
『行ってみる』『行くのはやめておこう』というような選択肢が出て、『行くのはやめておこう』を選んでも「行くのはやめておこうと思いながらも〜」的な展開になる。選択肢に何の意味があるのか聞きたくなるような事が多々ありました。
選んでも必ず『でも』『やっぱり』みたいな繋ぎが頻繁にあって、ちょっとイライラしました。
・山場がない
→最後の盛り上がるところがイマイチ盛り上がりに欠けていたように感じました。
若干金太郎飴な感じもありました。その点、緋色はかなり引き込まれたので、これはアッサリしすぎていたと思います。なんかテンポ良すぎといいますか・・・・。
この状況でそんなことを?というようなこともありましたし、出会ってから恋に落ちるまでちょっと早すぎるというか、仲間同士の信頼感とかも含め、そこまで絆が深まるような事件があったのでしょうか・・・・?全体的にイマイチ消化不良です。
設定がもったいない印象。緋色で話の長さが結構不評だったからなのか、それとも手抜きなのか・・・。惜しい。
など、結構酷評ばかりつらねましたが、絵は本当に綺麗だと思いましたし、主人公も最初はちょっと女女しすぎて苦手なタイプに感じましたが、後半はわりと自分で考えて頑張っていたので、そこそこ好感が持てました。
PSP版までプレイしてみようとまでは思いませんでしたがFDの方は機会があればプレイしてみたいですね。
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最終更新日:2024年1月8日 PR