デザート・キングダム 限定版

レビュー

• カズタマ

  ★★★★ ★ 4.0

  投稿日：2024年1月7日

  デザート・キングダム 限定版

  『デザート・キングダム』は、アラビアンテイストの女性向け恋愛アドベンチャーゲームです。主人公は魔神の王国"EVUU"のお姫様・アスパシアで、彼女の冒険がプレイヤーを魅了します。
  
  最初に注目すべきは、アスパシアのキャラクター。彼女はオシャマでワガママなお姫様という設定で、その個性が物語に独自の魅力を添えています。魔神と人間のハーフであるアスパシアが突如魔力を失い、それを取り戻すために人間たちの願いをかなえる展開が、物語に深みと独自性を与えています。
  
  また、ゲーム内では魔神ルーレットと呼ばれる要素が導入されています。これは人々の願いをかなえつつ、ルーレットの結果によって魔力が増減する仕組み。魔力が0%になるとゲームオーバーとなる緊張感があり、プレイヤーに戦略的な選択を迫ります。
  
  恋愛要素も大きな魅力の一つで、魅力的な男性キャラクターたちと仲良くなりながら物語が進んでいきます。アスパシアの成長や彼女の選択によって物語が変わる展開は、プレイヤーを引き込む要素となっています。
  
  本作はオリジナリティあふれる設定と恋愛要素が融合した、期待を裏切らない女性向けの魅力的なゲームと言えます。
  また、本作は本編のゲームディスクの他に「ドラマCD」「設定原画集」が同梱された限定版となります。

• ★★★★★ 5.0

  笑いと涙を誘われる良作

  こんなに面白かった乙ゲーは久しぶりです。
  
  立ち絵でイシュマールがかっこいいと思い、何気なくプレイ。
  まずシャロンルートから攻略しましたが、思ったよりも低音ボイスでかっこいい!
  初見ではまったく興味がなかったのに思いのほか、シャロンが男らしくてかっこよかったです。
  ヴィの教団語も味があっておもしろい!レジのルートも途中でファミコン(笑)になるところ、かなり笑えました。
  セラは少し物足りなかったけど、かわいさ抜群。
  ウンバラと主人公のやりとりも最高に面白くて、テンポがよく笑いをこらえるのに必死でした。
  シナリオも長すぎずちょうど良い。さくさくプレイできて楽しめました。
  
  そして、イシュマールのルートは本当に良かった。たくさん笑えて、感動して、心があたたかくなれた。
  
  『何だって!?タイトルコール?何を言ってるんだね、君は。』
  
  このイシュマール先生の一言を聴かずして、一日は終われない(笑)。
  タイトルコールすら言ってくれないイシュマールとの恋愛が一体どのように進んでいくのか、
  気になった方はぜひプレイしていただきたいです。
  イシュマールが乙ゲーで一番好きなキャラになりました。
  限定盤を購入して本当に良かったです。
  
  そして、PSP移植&FDを強く希望します!

• ★★★★★ 5.0

  大好きな作品です

  花邑まいさんのかわいらしい絵柄に惹かれて購入しました。
  
  前半はギャグテイストですが、後半は一変してシリアスなシナリオが展開されていきます。
  
  「人間とはなにか神とはなにか」各ルートを通して丁寧に描写されています。
  難解なテーマですが、だらだらとした描写もなくテンポがよかったので読みやすかったです。考えさせられました。
  
  キャラクターもみんな個性的で魅力的ですが、なにより主人公のアスパシアがいいです。
  
  このゲームで一番の男前だと思います。
  少々乱暴な女の子ですが、言いたいことははっきり言うし行動力はあるし見ていてとても気持ち良かったです。
  魔人と人間のハーフという設定もうまく生かされていたのではないでしょうか。
  
  おしとやかな主人公が好きな方や自己投影したい方にはおすすめできませんが、私は大好きになりました。
  
  短いのが少々残念ですが、心の底から買ってよかったと思える作品です。

• ★★★★★ 5.0

  とても楽しい乙女ゲです

  良い点
  ・OPムービー含め、BGM
  ・絵
  ・ギャグが笑える
  ・演出
  ・シナリオまとまっている
  ・ゲーム性がある
  ・サブ、モブもキャラが立っている
  _
  
  悪い点
  ・ルーレットの正解が分かりにくい
  ・フラグまで もう一押し欲しい
  _
  
  誰もが気持ち良く終われる、万人受けしそうなゲームでした。
  本当に、"楽しい"の一言。
  凄くコミカルで、かなり笑わせてもらいました(特にウンバラ)w
  _
  
  立ち絵は やや幼い印象でしたが、スチルは普通にカッコイイです。
  背景には驚きました、バリエーション豊かですね……!
  _
  
  演出には目を見張るものがあります。
  画面デザインごと変わったり、色んな効果音が入ったり、キャラが枠を越えたりw
  ウンバラが空の彼方に吹き飛んだシーンは爆笑しました。
  _
  
  また、ガンダムやポケモン、北斗の拳など、有名所からのパロディも楽しかったです。
  _
  
  2人の想いや願いも無理なく まとまっており、爽やかにENDへ!←
  ただ、フラグまで もう少しエピソードがあれば もっと説得力が増したかも。
  魔神と人間で、しかも主人公は人類にあまり好感を抱いてはいない設定なので。
  _
  
  魔神ルーレットやファミコン(?)画面での進行等、ゲーム性があって面白かったです。
  アドベンチャーパート、テキストパートが半々なので飽きませんし。
  ヒントが理不尽なのは御愛嬌w
  _
  
  発表から発売まで日が浅かったのですが、予想以上に作り込まれていて驚きました。
  個人的にはイシュマール、シャロン、セラを推しますw
  シャロンが報われた瞬間は忘れられません、感動しました。
  イシュマールの出した答えも。
  シナリオ的にはセラはアレなのですがw

• ★★★★★ 5.0

  掛け合いが軽快で、EDに爽快感がある

  絵が好みで購入したら、面白かった
  主人公も攻略キャラもストーリーも良かった
  
  シナリオは笑いと萌えと問題提起の波状攻撃タイプ
  姫が従者を蹴り飛ばす(文字とおり飛ぶ)ハイテンションな
  ノリに笑ってると、不意打ちのように切なくさせられたり
  人々の願いと神の存在意義について考えさせられたりする
  
  重い問題を抱えているキャラもいるが
  シナリオの明るさに救われて重くなりすぎない所がいい
  ボリュームはもうちょっとあっても良かった気もするが
  1ルート終えた時の後味がとにかく良い
  
  各ルートの相関性などもしっかり考えて作られていると思う
  ただ、相関性が強いだけに初回プレイは
  最初に出会うハイリスクターゲットへ素直に行っておいた方が
  ネタバレ的な意味でおすすめかと…
  
  主人公は個性的だが、さっぱりした真っすぐな性格で
  時に健気な決断をする局面もあり
  プレイしながらどんどん好きになった
  ものすごく頑張ってるよ姫…
  しかし姫の親父は鬼だな。格好いいけど
  
  ルーレットのミニゲもシナリオ進行中に挟まるゲームとしては
  鬱陶しくない難易度で程々に楽しいバランス
  ただ、ルートを重ねて繰り返すとちょっとだるくなる人もいるかも
  
  各キャラ甲乙つけがたい中で
  個人的には従者が一番気に入ったんだが従者ルート短いっす
  でもまあ各ルートでずっと姫と一緒にいるから、あれでいいのかな?
  某添い寝スチルはランプの位置が従者的に笑えるというか泣けるというか…
  
  そんな感じでプレイ中ずっと楽しかったし、買って良かった!

• ★★★★★ 5.0

  笑いあり涙ありの期待以上

  限定版を予約してプレイしました。
  まず本編について。
  主人公の性格がサッパリしていて、でも女の子らしくて凄く好感が持てました!
  
  攻略キャラ達のルートもきちんと分岐があり、それぞれがが魔神と人とについて深く考えさせられるお話でした。
  
  ボリュームが少しばかり少ないものの、それを補う魅力的なキャラたち。
  
  通常会話の中にも、色んな伏線を張っていて回収するのも面白いです。
  
  公式では割とギャグ路線を謳っているイメージですが、終盤ではシリアスな展開があります!
  
  だけど、それに負けない主人公が一番カッコよかったです。
  
  あるキャラのルートではかなり泣いてしまいました。
  ストーリーもさる事ながら声優様の演技もよかったです!
  (※一部素人の方がいますが、その理由はプレイしてみて下さい)
  
  次に特典について。
  
  ※CDの方はまだ聞いていないので割愛させて頂きます
  
  設定資料集にはキャラたちのプロフィールに初期キャラデサ他。
  インタビュー記事はかなり充実していて、読むのが面白かったです。
  時にキャラが乱入してきます(笑)
  
  攻略キャラにいくつか質問しているコーナーがあるのですが、回答にそれぞれいい味を出しています(笑)
  
  結構、乙女ゲームをプレイしているのですが個人的にはかなりイチオシな作品です!
  
  人間の願いを叶える力のある魔神と人間のハーフである主人公と、強い願いを秘めている人間(キャラ)達との恋愛をぜひ味わって欲しいです!

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