ゲーム概要

セガより2006年6月29日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。プレイヤーが部隊長となり、2つの歩兵部隊を指揮して効果的に戦闘環境を掌握し、ミッションを遂行するリアルタイム戦略シミュレーションとなる。極限のリアリティのなかにもイベント毎の演出やエフェクト、リプレイモードなども充実しており、プレイヤーは戦争映画の主人公となったような感覚を味わうことができる。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年9月14日

    緊迫感溢れるリアルな戦場体験

    『フル スペクトラム ウォリアー』は、アメリカ生まれのコンバットシミュレーターとして、中東の険しい戦場に足を踏み入れるプレイヤーに向けたリアルタイム戦略シミュレーションゲームです。
    このゲームは、小国の中で繰り広げられるゲリラ対アメリカ兵の激しい戦いを舞台にしています。戦場は360度全方向に広がり、村、寺院、空港、市街など多彩な環境が展開され、どこから敵が出現するか分からない状況でプレイヤーは緊張感に包まれます。この臨場感あふれる環境に身を置くことは、まるで実際の戦場にいるような感覚をもたらします。
    プレイヤーが指揮するのは、アメリカ陸軍の歩兵チームで、街の解放、負傷した仲間の救助、敵司令官の暗殺など、さまざまなミッションを遂行しなければなりません。これらのミッションは緻密に設計され、プレイヤーに高度な戦術と協力プレイを要求します。また、戦闘の現実感を高めるために、兵士たちの動きや武器の挙動、環境の破壊など、細部にわたりリアルに再現されています。
    本作は、その緊迫感、リアルな戦場体験、複雑なミッション、そして協力プレイの要素により、戦争シミュレーションのファンにとっては非常に満足のいくものとなっています。これは、戦術と戦略が重要なプレイヤーにとって、絶対に試すべきゲームであり、戦場での生き残りをかけた挑戦が待っています。

  • ★★★ ★★ 3.0

    ごく普通

    【操作】
    4人一組のチームが2つあり(アルファチームとブラボーチーム)、それぞれを動かしてクリアするゲーム。
    プレイヤーはチーム(4人全員)を動かす。(メンバーをバラバラに移動させたりは出来ない)
    従って、Aチームを正面で敵と対応させ、その間にBチームを横や後方から迂回させて倒すという戦い方がメインになる。

    ゲーム後半で三番目のチーム(チャーリーチーム)が登場するので、3つのチームを動かす展開も出てくる。
    チャーリーチームは武器にレーザーサイトを装備しており、遮蔽物に隠れた敵もすぐに倒してくれるので進撃がやや楽になる。

    【射撃・照準】
    コントローラーで照準を合わせて精密射撃するような機能は無い。
    撃ちたいエリアを決定すれば、あとは兵士達が勝手にバンバン撃ち始める。(大まかなエリアなので、その方向に弾幕を張るような撃ち方になる)
    こちらに気づいてない敵は比較的倒しやすいが、正面で遮蔽物に隠れながら反撃してくる敵などは、それほど倒せない。

    【武器・サポート兵器】
    チームメンバーは、M4小銃、M203、軽機関銃がメインになるが、兵士が武器を取り替えたりは出来ない。
    手榴弾、煙幕弾もあるが、数量は決まっている。
    補給ポイントで弾丸の補給が可能だが、手榴弾やスモーク弾の補給は出来ない。
    砲撃、航空支援も出てくるが、それらを使えるステージは限られている。

    【遊び方】
    ・アルファチームを正面で戦わせてる間に、ブラボーを迂回させて側面や後方から倒す。(2つのチームで総攻撃も可能だが、あまり意味は無い)
    ・市街戦が舞台なので路地を進みながら進撃するがマップを大回りするような進み方は出来ない。(セーブポイントを辿るので)
    ・遮蔽物に隠れた正面の敵は、射撃で倒しにくいので手榴弾やグレネードランチャーを投げ込み倒す。(ただし使える回数は限られる)
    ・敵の射撃が激しい場合は、煙幕(スモーク弾)を使ってその煙に隠れて移動させる。
    敵の射撃の中を走って 移動させると負傷する確率が高い。
    ・敵から激しい攻撃を受けている時はゲームキャラもひたすら身を隠してしまうので、攻撃を命令しても射撃しなくなる。
    ・どうやっても倒せない敵が何ヵ所か出てくるので煙幕で通り過ぎたり、居なくなるのを待つ
    ・チームの移動や攻撃を決定しても、ゲーム内のキャラがいちいち号令を掛けてから動き出すので、素早くは動けない。
    ・敵に近づき過ぎたり(突撃したり)、接近戦になると確実にこちらがやられる。すぐに反撃したくとも、【攻撃決定をする→ゲーム内で号令がかかる→メンバーが射撃準備→ようやく撃ち始める】という手順を踏むので、接近戦ではチームの反撃が間に合わない。

    【総評】
    特別に面白いゲームでもないが、全くつまらないゲームでもない。
    一巡すれば操作や戦い方のコツを覚えるので、二巡目が本番かな、という感じ。
    何巡も遊べるかはプレイヤーの好みになるが、個人的には二巡もすればお腹いっぱいかなと。(自由度が低いので戦略が限られる)
    映画「ブラックホークダウン」のようなシチュエーションなので、砂嵐の市街戦の雰囲気を楽しみたい人なら、そこそこ遊べると思う。
    ゴーストリコンやSEALsのように兵士個人を動かして精密射撃をするようなゲームではなく、チームに移動を命令する、攻撃を命令する、手榴弾や煙幕を使わせる、といった指揮官として戦略を楽しむ性格が強いゲームになる。
    中古で1000円以下(500円前後)なら、買ってみても損はないと思われる。

  • ★★★★ 4.0

    お買い得 分隊戦術指揮ゲーム!

    米国陸軍の軍事訓練用シミュレーションを元にゲーム化されたものです。通常のFPS/TPSの様に自分でガシガシ進んでいくと言うよりも二つのαとβチームを状況に応じて適切に配置し進んでいくPCゲームでお馴染みのRTS(Realtime Strategy)の趣き。
    お手軽にと言っては語弊があるが、ゲームを始めれば映画「ブラックホーク・ダウン」の世界が眼前に広がるだろう。
    価格もお手頃。PS2版にはXbox版にはなかった新ステージも追加されるようである。
    ミリタリーFPSやTPSを楽しんだ方は無論のこと、ミリタリー系ゲームに興味があるが今ひとつ手を出さなかった方に是非楽しんで頂きたいゲームである。

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最終更新日:2023年9月14日 PR