ゲーム概要

コナミより2003年8月28日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。人気ファンタジー小説『十二国記』を題材としたゲーム作品。ゲームは、「アドベンチャーパート」と「RPGパート」の2つで構成され、行動次第でストーリーが「小説」「アニメ」「ゲーム」の3ルートに変化していく。プレイヤーは、異世界へと連れ去られた少女・中嶋陽子となり、様々な事件に遭遇しながら生き抜いていく。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年7月5日

    十二国記 紅蓮の標 黄塵の路

    『十二国記 紅蓮の標 黄塵の路』は、ファンタジー小説「十二国記」のもっとも魅力的とされる「月の影影の海」のストーリーを完全ゲーム化した作品です。
    ゲームオリジナルの要素もふんだんに盛り込まれており、プレイヤーは、主人公“中嶋陽子”となり、十二国記の世界を歩き、運命となる王の路を探していきます。
    原作とは違う行動を選択することもでき、原作にない選択肢を選べば、新たな十二国記を見つけることもできます。また、人気キャラクターによる「十二国記クイズ」や、キャラクターカードの収集、イベントゲームなども収録されているので、繰り返し、長く、何度でも楽しむことができます。

  • ★★★ ★★ 3.0

    確かに

    ゲームとしては低い点数をつけざるを得ません。幻想水滸伝のコナミが発売元なだけに、同じ中華テイストのRPGを期待していたのですが、
    かなり肩透かしを食った感じです。
    が! ファンならば楽しめる要素も勿論ありますよ。選択によっては意外なキャラに出会えるし、細かい所では、所持するアイテムがあの世界の雰囲気たっぷりなネーミングでいい感じです。
    ミニゲームも面白いです。原作で陽子がそうしていたように、農作業などを手伝ってお金を貯めるシステムなのですが、これがシンプルながらハマります。
    私の場合は玉座につく前にあらゆる職業のプロになってしまいました(笑)
    RPGというより、十二国記を楽しむグッズの一環として考えたほうがしっくりくるかもしれません。

  • ★★★★★ 5.0

    十二国記の世界をたのしもう

    十二国記の世界・・・物語自体は面白くて深く知れば知るほどのめり込むのですが、1つ壁として立ちはだかるのが、この世界独特の文化です。
    この世界独特の名前、特に王宮の官吏の名前などは、その最たるもので、何度聞いても、すぐに頭に入るものではなく、メモを片手に覚えたいという陽子の気持ちは、本当によく判ります。
    原作を読み、アニメでも親切に字を表示して、懇切丁寧に説明されてもなかなか頭には入らず、未だに覚えきれません。
    そんな私にとって福音とも言えるのが、このゲームです。
    前から十二国記の世界は、シミュレーションに向いたものではないかと思って、このようなゲームが発売されるのを楽しみにしていたのです。
    ゲームの中で陽子となって、慶を栄えさせるた!めに奮闘する。
    その中で官吏とコミュニケーションを積み重ねることで、この世界のしくみが自然と頭の中に入るような気がします。
    できれば、楽俊ともゲームの中で会えたらいいですね。

  • ★★★★★ 5.0

    世界観に浸れるゲーム。

    十二国記の世界で王になりたいと思うことって、文庫本を読んでいればすこーしは頭をよぎりませんか?
    そういう希望を満たしてくれる、ファンには嬉しいゲーム。
    このゲームでは陽子の立場で、世界に浸れますよ。
    ちょっと画面が暗めなのが私には良かったです。
    十二国のイメージってちょっとシックな中国っぽいイメージを抱いていたので。ただ、これをよんで「ちょっとイメージ違うな」って思ったら購入は考えたほうがいいかもしれませんね。
    不思議な台詞の場面もあるので、ファンには??のところもありますが、それもまた楽しみの一つかもしれません。

  • ★★★ ★★ 3.0

    手軽に「もしも」の世界を覗ける

    原作が好きな人も知らない人も、それなりに遊べるようになっていると思います。
    RPGとしては簡単で、普通にプレイしていれば敵に苦戦するということはまずないはず。マス目を移動するようなマップなので道に迷うということもあり得ません。短いルートだと4時間もかからずにクリアできてしまいます。
    アニメーションシーンがあるわけでもなく、画面的に淡々とした感じも受け、エンディングもあっさりしたものだと思いました。
    が、反対にRPG初心者でも最後まで投げ出さずにプレイできるでしょうし、現れる選択肢を選ぶことによって原作やアニメにない展開でエンディングに向かうこともできます。何度もプレイしてみることを考えれば、この程度の長さなのは妥当かもしれません。
    目的地への同行者が変わったり、主人公の周りのキャラの生死が変わる場合もあり、原作やアニメの「十二国記」の「もしも」の世界を手軽に味わえるゲームと割り切ればそれなりに楽しいと思います。

  • ★★★★ 4.0

    普段ゲームをしないファンには満足する内容

    大好きな十二国記がゲームになったというので、何年かぶりに定価でゲームを買いました。
    最近、全くゲームをやっていなかったので「難解なシステムとか、戦闘がタルいのは勘弁だなあ…」と思いながらゲームを進めてみると………サクサク進んで面白い!
    画像云々は置いておくとしても、シナリオの量や分岐、面白さはかなりのもの。クリアまでの時間も短く、ストレスを感じさせない爽快な作りでした。
    会話の選択肢は別として、RPGとしてやるなら自由度が低く、ゲームが趣味で何十時間もかけられるという人には、かなり物足りない内容だとは思いますが、ゲーマーではなく「十二国記のファン」としてやった私には、この難易度の低さがありがたかったです。サクサク進めるからこそ何回もやろうという気になりますしね。とりあえず、私は満足できました。

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最終更新日:2023年7月5日 PR