イース ナピシュテムの匣
(コナミ・ザ・ベスト)

Ys - Napishtim no Hako - Konami the Best
★★★★★3.6(5件)
機種
プレイステーション2 (PS2)
ジャンル
アクション (ACT)
発売日
2006年3月2日
メーカー
コナミ
定価
2,800

ゲーム概要

コナミより2006年3月2日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアクションRPG。PCで大ヒットしたゲーム『イース ナピシュテムの匣』の移植版となる。PC版のアニメムービーを全てCGムービー化し、キャラクターもフルボイス化されている。新たな要素を盛り込んだ新5ステージに加え、新キャラクター、新シナリオも追加されている。「有翼人」の伝説と、その大なる遺産の謎にアドルの冒険が再び始まる。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年5月23日

    イース ナピシュテムの匣(コナミ・ザ・ベスト)

    『イース ナピシュテムの匣(コナミ・ザ・ベスト)』は、PCで2003年9月に発売され大ヒットしたアクションRPG『イースVI ナピシュテムの匣(はこ)』をプレイステーション2に移植した作品となります。
    プレイステーション2版では、キャラクターのフルポリゴン化・バージョンアップ、アニメムービーの全CGムービー化、PC版にはないCGムービーの追加、アクション中心であったPC版に新たな遊びの要素を盛り込んだ5ステージの追加、新キャラクターの追加に伴うシナリオの追加など様々な部分がパワーアップしています。また、超高難易度の「ナイトメアモード」と「ボスタイムアタックモード」も2周目に収録されています。
    また、本作は先にプレイステーション2で発売された『イース ナピシュテムの匣』の廉価版となります。

  • ★★★ ★★ 3.0

    面白いが、移植に難あり

    イース7がもうすぐ出るということもあり、その前段階のストーリーを知っておきたくて購入しました。今作から引き続き登場のキャラもいますし、ドラマCDを楽しむためにもプレイしておいた方が良いと思いました。

    操作は結構シンプルで、プレイはしやすいですね。昔の体当たりも良いですが、さすがに今時それではボス戦での立ち回りも限定されてしまいますし。
    ダッシュジャンプだけは特殊な操作で、慣れるまでが大変でしたが…。
    ストーリーが短いという意見もあるようですが、私はじっくりコツコツお金を貯めたり、街の人の話を聞き回ったりしていたのでクリアまで結構かかりました。

    久々にイースをプレイして面白かったのですが、移植に際してちょっと苦言を呈したくなるような点も多くあります。

    まずアレンジ版ですとCGムービーが流れるのですが、これがキャラデザインとまったく異なるので違和感ありすぎです。チートモードでPC版のOPアニメやムービーも見られるのですが、ほとんど同じなので、なぜわざわざCGムービーのような余分なものを付けたのかが謎です。オリジナルのアニメのままの方が良かったですね。
    特にOPアニメがチートモードを使わないと見られないのは大きなマイナスです。

    次に音声ですが、なぜか英語音声まで付いており、最初のゲーム開始前にチートモードで切り替えないと、本編のオプションで切り替えることが不可能という訳の分らない仕様になっています。
    簡単に切り替えて選べないものをわざわざ付け足す必要があるのでしょうか。そもそも英語音声なんてたいていの日本人が聞かないと思いますし…。

    そういう無駄なものにお金をかけるなら、日本語の声優さんにお金をかけてほしかった。
    特にテラとドギの二人は演技がかなりひどく、イベントで声が流れるのが苦痛です。

    またPC版に比べて大幅に解像度が落ちており、キャラがバストアップで表示される場面では特にドットの粗さが目立ちます。どう考えても小さめのキャラ絵を無理に拡大しているとしか思えません。最初、このグラフィックはPSの間違いではないかと我が目を疑ったくらいです。

    エンディングロールを見ますと中国系の外国人の名前ばかり出てきますが、海外展開を考えてのことだとしたら、思い切り失敗していると言わざるをえません。
    せっかくファルコムの作品を移植するのですから、もっと日本人のユーザー向けに丁寧に作ってほしかったと思います。
    追加ダンジョンはキャラ育成の役にも立つし、ちょっとしたストーリーの味付けもあって秀逸だっただけに残念です。

  • ★★★★ 4.0

    イース5から進化

    イース5からバトルが体当たりではなくなり聖剣伝説みたいな武器で攻撃するシステムになった。ただ前作イース5ではそれまでのイースの売りだったテンポの良さがなくなりやけにもっさりとした印象を受けました。本作ではその流れを受け継ぎつつ各段にテンポが良くなって爽快なバトルが楽しめる。舞台は漂流した先の島での話なのでマップ的には広くないがよくまとまっていて一気にプレイできる感じです。

  • ★★★★ 4.0

    僕はすごいハマりました。

    4、5回クリアするぐらい面白かったです。簡単すぎると言う方もいますが、そこはアクション苦手な人もクリアできる、というイースシリーズの「優しさ」ですから。得意な方には、「マジュヌーン」に「ナイトメアモード」も用意されてますから。
    音楽もとてもよかった。今でも最高だと思うPCE版シリーズのサウンドを思い出すくらいです。
    サントラも買いました。
    wins版持っていらっしゃる方は、不要だとも思います。
    ちなみに僕は、こっちを先に買ったために、両方買う羽目になりました(笑)

  • ★★★ ★★ 3.0

    あっさりとしすぎているような。

    イースは、アクションゲームでありながらレベルの概念やストーリーといったRPGのような要素を含むゲームです。
    基本はアクションゲーム。でも敵を倒すと経験値がもらえ、レベルが上がります。
    「ナピシュテムの匣」は六作目に当たります。
    しかしアクションゲームとしての完成度はあまり高くありません。
    主にジャンプと剣で切る動作を駆使して進めるのですが、普段は淡々と切るだけに終始してしまいます。
    一方でボス戦になると魔法の使い勝手が格段に良くなります。
    他のアクションゲームのような「敵をいなす」面白さはあまりありません。
    爽快感はあるかな。
    イースはアクションゲームでありながら、RPGでもあります。
    RPGと言えばストーリーを楽しむところですね。
    淡々と進められるストーリーは好き嫌いが分かれそうです。盛り上がりに欠けて各キャラクターの存在が薄いところが気になります。
    また、他のイースシリーズやらなければ分かりにくい描写もありました。
    少し気になったところとしては、パソコン版が元になっているせいか、キャラクターのポリゴンが荒くてチラチラしていたことでしょうか。
    「イースらしさ(イースの良さ)とは何か」と問われれば、全体に流れるあっさり感なのかもしれません。
    ストーリーでプレイヤーを感情移入させ、音楽でハートを鼓舞するようなゲームではありません。
    どっぷり浸かって疲れるのではなく、気軽にやって楽しむ。
    「食後の軽いデザート」のようなゲームなのでしょう。

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最終更新日:2023年5月23日 PR