ゲーム概要
アトラスより2004年8月5日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。『真・女神転生』シリーズの正統続編となる。シリーズ名物の「悪魔合体」や「交渉」はもちろん、主人公が新たな魔法やスキルを習得できるようになる新システム「マガタマ」も搭載。東京受胎によって「ボルテクス界」となった東京を舞台に、悪魔の力が備わった主人公が、様々な思想に触れ、新たな世界を創造してゆく。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2023年4月16日
真・女神転生3 ノクターン(プレイステーション2・ザ・ベスト)
『真・女神転生3 ノクターン(プレイステーション2・ザ・ベスト)』は、「真・女神転生」シリーズの正統を継いだ、シリーズ第3弾となるロールプレイングゲームです。
主人公自らが悪魔となる「真・女神転生」シリーズ初の斬新な設定となっており、独特の世界観と、熟成された悪魔との戦闘や交渉・仲魔の合体等の基本システムを継承しつつも、「新たな世界の創造」というこれまでのシリーズとは違った大きなテーマが、ドラマティックかつダイナミックに展開されます。
攻撃の駆け引きが生まれた新戦闘システム「プレスターンバトル」等、システム面でのプレイヤーの遊びやすさが追求されています。
また、本作は先にプレイステーション2で発売された『真・女神転生3 ノクターン』の廉価版となります。
【ストーリー】
東京が新しく生まれ変わるための「東京受胎」に巻き込まれ、混沌と無秩序がはびこる「ボルテクス界」に変貌した中で、主人公が悪魔として生きる姿を描いていく。
始まるための終わりを迎えた世界で、人々はどんなふうに夜を想うのか…。 -
★★★★★ 5.0
カオスの世界
興味深かったのは、この作品がとても混沌としていてカオスなスピリットにあふれていた事です。
金子一馬氏の話によれば真 女神転生2は属性LOW/メシア教団が支配する世界で、今作は属性CHAOS/ガイア教団がイニシアチブをとったパラレルワールドみたいな位置付けらしいです。
今作の冒頭では直接描写は無いものの「メシア教徒とガイア教徒の抗争があり、メシア教徒が粛正された」という会話が出て来ます。
そしてその後ガイア教徒である氷川が東京受胎を引き起こし世界は姿を変えます。
無機質で整然とした前作の近未来的な世界観とは対照的に、今作は世界観が非常に混沌としていてカオス的です。
キリスト/ユダヤ的な設定が多かった前作と比べ、ミロク教典やマニ車等仏教的なモチーフが多く見られます。
ノクターン/マニアクスと通し、物語全編にカオスの大ボスであるあの御方が関わって来ます。
主人公にマガタマを与えたのもあの御方で、主人公の最終的な呼称も「混沌王」です。
半裸にタトゥーに短髪の主人公もちょっとゴトウに似ていなくもないと思います。
コアなメガテニストの間では真・女神転生1においてカオスルートでクリアしたにも関わらず、続編である真・女神転生2ではロウが勝ったみたいな扱いになっていて納得がいかないという説もあったけれど、このノクターンがカオスルートの流れを汲む続編だとすれば、ハンドベルトコンピュータもヒロインも刀剣も出て来ないけれど、真・女神転生1のもうひとつの正統続編だとも感じられます。
個人的には真・女神転生1=ニュートラル、真・女神転生2=ロウ、真・女神転生3=カオスの世界観のイメージが強いです。 -
★★★★★ 5.0
二十歳超えてからやりはじめたゲームで初めてハマった
年とってくると昔からやっていたゲーム以外のゲームに手を出すとストーリー理解やらシステム理解やらいろいろと面倒ですぐ飽きちゃうんですよね。
でもこれはずっぽりハマってしまいました。ちなみに初回のクリア時間は61時間でした。後述するように何度も死ぬので実際のプレイ時間は倍以上はくだらないと思います。
このゲーム、一言で言うなら難易度の高いダークなポケモン。
もっともポケモンより前からあるシリーズではありますし、ポケモンが難易度の低いポップなメガテンとも言いうるわけですが。
自分の好きな悪魔を連れて攻略するのが楽しいです。悪魔合体で強い悪魔をつくるのも含めPT編成の自由度の高さが売りのゲームの一つでしょう。
そして皆さんもおっしゃる難易度。序盤で何回死んだかわかりません。嫌でも学ばされます。弱点を突かれる=死だと。
でもそれが面白かったと僕は思います。死ぬたび考え直しますから。いかに死なないかということを。その試行錯誤がよかった。
後半は戦闘の要領もわかってきて、戦い方、スキルの揃え方などを学んできてなかなか死ななくなります。それは相手が弱くなったからではなくプレーヤースキルが上がった結果ですね。
それでも気を抜いたり運が悪かったらすぐ死にますが。
また戦闘のテンポの良さは驚異的でした。3Dを採用している時点で戦闘の遅さは覚悟していたのですが完全に裏切られました。
ものすごいサクサク戦闘が進む。オートにしたときなんか下手な2Dより断然早いです。
このテンポの良さはかなり大きな意味があると思いました。
オートマップもボタン一つで一瞬で見ることができ非常に快適でした。
ダークな世界観も良かったです。ストーリーの続きがとても気になるというものではなかったですが、強い異世界感を感じることができ未知との遭遇を求めて足が進むといった感じでした。
不満なところというか要望を挙げるとすれば、仲魔のレベルをもっと上がりやすくして欲しかったこと(半ば合体を強制されるので)と、ゲームオーバーのムービーをスキップできるようにしてほしかったこと(マニアクス以降では出来るようですが)です。
今、全書引き継ぎなしでもう一度はじめからやっています。楽しいです。 -
★★★★★ 5.0
これを超えるRPGは未だに存在しない
自分の今まで遊んだ中でも最高クラスのゲームでした。
特に良かった点を挙げていくと
・戦闘の音楽も複数あってどれもカッコイイ曲ばかり。
・手塩にかけてコツコツ育成した悪魔には愛着もわくし、次の周回への引き継ぎもできる。LVも上がりやすい。
・バトルが爽快でスピーディー。ロードも皆無。これは個人的に非常に素晴らしい。
・システムがシンプルで馴染みやすい。
ただ事故死も多くゲームオーバーになりやすいため、こまめなセーブは常に心掛けましょう。 もしRPGというジャンルが好きであれば是非一度手に取ってやってみてください。損はしないはず。 この通常版の廉価版であればコストパフォーマンスも非常に良いので価格よりも遥かに楽しめますよ。 -
★★★★★ 5.0
ハマる
面白すぎ!学校二日間サボってプレイしたほどです。
難易度が高く、すぐゲームオーバーなります。主人公が呪殺などでなんど殺されたか… しかしその難しさがクリア意欲に繋がりました。
悪魔合体は面白すぎて合体依存症になりました(笑)合体後の継承スキルはキャンセルでシャッフルされるので満足いくまでやり直せます。
ストーリーは暗めですがそこがいい! 戦闘はプレスターンと相まって非常に戦略的にできて楽しい。
残念なのはマガタマのスキルを捨てると二度と覚えれないところ。
ショックウェーブ主力になった後半で、初期で覚える電撃高揚を捨てていたのが悔やまれた。などあったので金払ってマガタマリセットとかできたらなぁと思いました。 クリアが目的になると言っても過言でない難易度と長さ、あとオマケに超激ムズパズル!
ですが、マニアクスクロニクルが出ましたのでこの通常版の存在価値はなくなったといっていいです。 -
★★★★★ 5.0
ある意味ドラゴンクエストモンスターズジョーカーみたいなゲーム
まだドラゴンクエストモンスターズジョーカーがないころのジョーカーみたいなゲームだなと感じます
敵の弱点をつくと味方の行動回数が増えるシステムは、戦略性が面白さに繋がっているゲームになってるなと感じます。
ストーリーは雰囲気ゲーといってもいいですが、なんていうか世紀末でお前はどうするのみたいなディストピアが好きな自分にはピッタリでした。
しっかり要所、要所でセーブしてないと、自分のミスで敵に奇襲を受けてしまった際、弱点を連続でくらったりすると雑魚敵に何も出来ずに殺されたりしますが、ちゃんとセーブすればいいっていうのは.hackやペルソナ3とかと変わらないので難しいゲームとは言えないかと僕は思っています。
ただ死んだ時のムービーがちょっぴり長いかなと感じさせるくらいの長さなのでイラッとはします(笑)
普通にゲームシステムもストーリーの世界観もいいゲームなのでぜひプレイしてみてください。
他のより安いしね
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最終更新日:2023年4月16日 PR