ゲーム概要

スクウェア・エニックスより2006年7月20日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。親子3代に渡る冒険を描き、モンスターを仲間にするシステムが特徴の『ドラゴンクエスト5』のPS2版となる。3Dグラフィック、戦闘でのモンスターの動き。育成したスライムを出場させる「スライムレース」、土地の名産品を展示する「名産品博物館」等を追加。天空の勇者を巡る壮大な物語が蘇る。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年4月11日

    ドラゴンクエスト5 天空の花嫁(アルティメットヒッツ)

    『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁(アルティメットヒッツ)』は、1992年にスーパーファミコン版初のドラゴンクエストとして登場した『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』をプレイステーション2でリメイクしたロールプレイングゲームです。
    スーパーファミコン版で大好評だったモンスターを仲間にできるシステムはそのままに、3D映像で表現された迫力の戦闘場面や、パワーアップしたモンスターたちのアクションなど、多彩な動きで臨場感たっぷりのバトルを楽しむことができます。また、BGMはNHK交響楽団によるフルオーケストラサウンドとなっています。
    また、本作は先にプレイステーション2で発売された『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』の廉価版となります。

    【ストーリー】
    主人公は、父親と旅を続ける少年。
    やがて青年へと成長していく主人公は、想像を絶する数奇な運命をたどることになる…。

  • ★★★★★ 5.0

    強き心は、時を越えて

    ドラゴンクエスト5は昔、何度もプレイした。今回、そのリメイクされたこのゲームをプレイして昔の感動が蘇って来ただけでなく、以前には感じなかった様々な想いが込み上げて来た。システムやストーリーについては散々言い尽くされているから、改めてここで言う必要もないだろう。
    私が改めて深く感銘を受けたのは主人公の生き方である。父親であるパパスに連れられて母マーサを救うために伝説の勇者を探す旅をする。そして、ある時、卑劣な罠にかかって父を目の前で殺される。この心中はあまりにも察して余りあるほどであろう。だが、主人公は決して泣き言を言わない。その後、八年ものドレイ生活を強いられるが、主人公の周りには常に同じ境遇を持つ者たちがいた。そこには、常に夢と希望を持つ者たちがいた。そして、主人公とその者たちは互いに支え合いながら生きていく。マリアとヘンリーを連れて「海辺の教会」に流れ着いたとき、もはやこれは神の御計らいであろうと私は涙を流した。苦労する者達に対する神の慈愛である。その後、伴侶を得て、ようやく幸せな暮らしを掴みかけたまさにその時、最愛の妻が連れ去られる。そして、妻と共に石化され、十年のときを経る。伝説の勇者たちはその間に成長し、父の石化を解き、母を救うために再び旅に出る。たが、母を見つけたとき、魔王の手によって殺される。
    この幾度も耐え難い苦痛を味わって主人公は生きている。もはや、十字架を背負って人類のために犠牲となったイエス・キリストそのものではないか。母を救うため、世界を救うために主人公は常に闘うのである。決して、父の仇を討つためではない。もはや、そのような感情は主人公たちから消え去っているのである。これは、耐え難い苦痛を忍耐し、強靭な精神力を身につけて来た主人公にしかできないことである。伝説の勇者は、その主人公の子供であり、常に主人公と共にいるからこそ、伝説の勇者たり得るのではないか。
    この親子三代にわたるこの冒険は、主題の通り「強き心は、時を越えて」受け継がれる命の連鎖そのものであり、単なるゲームで終わらせることはできない。私たちは、ここから生きる勇気と希望をもらうのである。
    今日も、海辺の教会の鐘の音は静かに響き渡っている...

  • ★★★★★ 5.0

    自分も主人公のように昔に戻った気分になれる。

    DQ5の良さは一言で片付けるのは無理だと思いますね。人によって違うと思いますし。
    だから僕がプレイして感じた事を2,3記したいと思います。

    まず、BGMが全て生演奏によって収録されているんですよ。恥ずかしながらプレイするたびに鼻歌歌いながらやってたと思います。BGM改善は世界観を盛り上げる上でとても重要な要素のひとつですよね。

    一方、グラフィックも進化しているものの、PS2のスペックをフル活用した物ではないようですね。ただ、SFCの頃の思い出もあるのでこの位の進化が丁度良く心地よいのでは無いのかと思います。特にパパスがゲマにやられるところの描写はなかなかのものです。キャラの個性が一層強調されていたと思います。

    一番印象に残っているのがゲマと戦う回数が増えている事。父母を殺され、少年時代を奪われ、そして自分の妻までも奪おうとした元凶と言うべき存在。子供の頃本当にゲマが憎らしかったのを覚えています。そのゲマと数回にわたり戦い、勝利した時の嬉しさはたまりません。

    余談ですが、PS2版のゲマはメラゾーマが相当お好きなようで…笑

    オマケや追加要素はもう少し頑張って欲しかったと思います。が、全体の出来としてはとても良いと思います。ですのでゲームの面白さ星4つ、全体的な評価星5個にさせてもらいました。

  • ★★★★★ 5.0

    愛を感じさせてくれるRPG

    92,年のドラクエを思い起こすと本当に素晴らしいRPGだった。
    今回舞台をPS2に移してリメイクされたわけだが、これがまた驚きというか別物みたいなRPG。
    すべてが3D化されたことによって戦闘が臨場感溢れるものになりフィールドははるか彼方まで見渡せる一大パノラマとなって新たなモンスターも仲間入りとなった。
    さらにモンスターボックスや名産品博物館など、新しい遊びが満載。
    演出関係などもかなりにぎやかでバトルが楽しくてしょうがなかった。
    視点を変えながらのプレイも迷うこともない。先に進むかそれとも後戻りするか、購入するかしないかといった葛藤がつきまとうバランスも絶妙。そして遊び手を突き落とすような意地悪さとは真逆の、フォローしてくれるような愛を感じてしまうところなどうならされる。
    そしてやり込み要素もふんだんに盛り込まれていて長く遊べるところもコスパ抜群。まさに驚きと感動の冒険が体験できるRPGだ!!

  • ★★★★★ 5.0

    ドラクエ5良かったです。

    昔、序盤ですぐ辞めて20年以上経ってからの遅咲きのプレイですが楽しめました。DSの6をやってからの5ですがストーリーがいいですね評価が高い理由も分かります。主人公の父の死や幼馴染との結婚や子供との冒険などドラマ性が強くスケールが壮大でこれがドラクエの面白さなんだな・・・と肌で感じました。

    CGになった事でキャラの動きや心情も掴みやすく音楽もプレイを盛り上げてたと思います。個人的にはエスターク15ターン撃破には泣かされました・・・プチタークの双六はギガンテスで20回くらいで何とかクリア出来ましたが。

    花嫁のビアンカクリア後は次にフローラにするとか、レベル上げ以外にモンスター収集もするといった、やり込み要素も十分あると思います。攻略もたくさんあるし、自分は知恵袋を利用しましたが、つまずいても何とかなるのがいいですね昔のゲームは。

  • ★★★★★ 5.0

    ドラクエのリメイク最高傑作

    文句なしの最高傑作です。
    SFC版の雰囲気を壊さずに新要素を追加してます。
    移動や戦闘のテンポも良く、仲間との会話も楽しく飽きさせられません。

    ただ、新仲間モンスターがいまいち使えないのと、「山彦の帽子」という使えるアイテムの廃止が残念でした。

    また、セルゲイナスやイーター兄弟等を仲間モンスターとして追加して欲しかったかな。

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最終更新日:2023年10月15日 PR