ワンダと巨像
(プレイステーション2・ザ・ベスト)

Wander to Kyozou - PlayStation2 the Best
★★★★4.8(6件)
機種
プレイステーション2 (PS2)
ジャンル
アクション (ACT)
発売日
2006年6月8日
メーカー
ソニー
定価
2,667

ゲーム概要

ソニーより2006年6月8日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。圧倒的に巨大な巨像との一対一の戦いが楽しめる。プレイヤーは、巨像の弱点や行動パターンを見極めて、剣と弓を駆使して攻撃していく。魂を失った少女の亡骸を抱き、主人公ワンダは愛馬アグロとともに長い道のりを旅する。全ての巨像を倒し、ワンダは少女を甦らせることができるのか。※廉価版の前期版

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるソニー様が権利を所有しています。
© 2006 ソニー All Rights Reserved.

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年4月7日

    ワンダと巨像(プレイステーション2・ザ・ベスト)

    『ワンダと巨像(プレイステーション2・ザ・ベスト)』は、大ヒット作『ICO』制作チームによるアクション・アドベンチャーゲームです。
    魂を失った少女を甦らせるため、若者と駿馬は地の果ての荒野を走り巨像との戦いに挑んでいきます。
    プレイヤーは、巨像の身体によじ登り、急所を見つけ出して巨像の打倒を目指します。
    また、本作は先にプレイステーション2で発売された『ワンダと巨像』の廉価版となります。

    【ストーリー】
    魂を失った少女を目覚めさせるため、主人公・ワンダは愛馬“アグロ”とともに外界から隔てられた「古の地」を訪れる。
    “この地に棲むすべての巨像を倒すことが少女を甦らせる唯一の手段である”天から響く大いなる存在の声の導きを受け、ワンダは強大なる力を持つ巨像との戦いを決意する。

  • ★★★★★ 5.0

    「多くを語らない」魅力…。

    ICOチーム製作となる今作品。
    最初に、私はこの作品が好きです。本当に緻密に作り込まれた、果てしなく広がる美しい世界。
    そして、あまりに強大過ぎると思われる敵。しかしそれを倒してしまった時、決して犯してはならない過ちを犯してしまったような…。そんな畏怖の念すら覚えさせられる巨像ども。
    この作品をプレイするにあたって、プレイヤーに明かされる事柄はほんの一握りに過ぎません。
    しかしそれは、確かに前作の魅力そのものでもあったように思います。
    ただ、今回の作品と前作とでは、クリアに至るまでの趣がまるで違うように感じました。
    ワンダが訪れるのは"禁忌"とされていると云う、謎に包まれた地。
    そこで出会う、生死さえ司る謎の声の主…。彼は天使か、それとも…?
    そして、深い眠りについた少女。ワンダは彼女を目覚めさせるために、自分の身の丈の数十倍もの体を持つ敵に、怯むことなく果敢に向かってゆくのだ。
    巨像に関しては最初は圧倒されるばかりで、「すごい。本当に倒しちゃったよ…」というような感動を感じたものですが、やはり私にはどうしても、彼らは倒すべき存在ではない、そんな考えばかりが頭を過ぎってしまい…。
    巨像が倒れる時の演出もそれを狙っていたのではないかのように思います。あれは決して勝利のファンファーレではなかった。
    しかしそれでも、この作品に漂う独特の空気が私は好きです。
    次回の作品もこの「多くを語らない魅力」を引き継いで行って欲しいと私は思います。
    ただ今回は目的の明かされない冒険、しかもそれが武力行使っていうのが気掛かりでした。
    「どうやったらこの巨像を殺せるんだろう…」
    そんな思考を巡らせながら巨像の弱点を捜し当て、剣をブッ刺し、そして見事撃破した時その爽快感を味わう…。
    決して製作側はそんなものを狙った訳ではないと思うのですが…。

  • ★★★★★ 5.0

    楽しい!

    正直、巨像メインのゲームなのに巨像が怖くて買うのをためらってましたが、廉価版だったし、なにより前作のICOが好きだったので一念発起して買いました。
    でもやってみたら、「うはw楽しいww」って素直に思いましたね(笑)

    ゲームの雰囲気やストーリーは言うまでもなく素晴らしいです。多くを語らない所がプレイヤーの想像を膨らませてくれるし、逆にこの作品が説明ばかりだったら世界観が崩れてしまうので、そこはさすがICOチームというところです。

    私からいくつか感想を述べさせていただきます。

    まず舞台のフィールドがめちゃくちゃ広い!それでエリア切り替え的なものがないから、移動中のイライラがありません!
    なんかもうゲームの枠から解き放たれたかのような開放感が味わえます。

    何より、ICOは城の中しか動けませんでしたが、ワンダではかなり広い世界、しかも(たぶん)霧の城周辺を好きなだけ探索できるのがファンにはたまらんですww毎回遠出しては迷ってます(笑

    巨像戦は、基本的にはICOのお城の謎解きと一緒です。じっくり考えていろんな事を試しながら、巨像を倒す方法を見つけだします。
    巨像は動くので若干難易度高めですが、偶然倒し方を発見できることもあるので、まずは難しいと思わないで果敢に挑戦してみるといいと思います。自力で巨像を倒したときの達成感は格別!個人的に、巨像との戦いはかなりかっこよくてツボです。

    ただ、他の方も書いているとおり、決して明るい雰囲気のゲームではありません。購入を考える際には、プレイ動画などを参考にして、どのような雰囲気なのかを知っておくのも一つの手かと思います。

  • ★★★★★ 5.0

    こんなゲームは初めてだ

    この作品、すごいです。
    ストーリーは世界に散らばる巨像を探し出し倒していくという、いたって単純なんだけど巨像に出会った時のドキドキ感はたまりません。
    BGMは愛馬アグロの息と大地を駆ける蹄の音。。
    しかし、巨像に出会った途端BGMが流れる。
    そして、巨像に苦労して登ると・・より一層ドラマチックなBGMに変わり、バトルに手に汗握ります。
    巨像に振り落とされまいとしがみつき、弱点に到達したと思ったら握力が尽きて落ちて・・
    何度も何度も自分の何倍もの巨大な巨像に立ち向かう・・。
    武器も小剣と弓だけです。もちろん必殺技なんかありません。(笑)
    でも、、苦労して苦労して巨像を倒した時の喜びは計り知れません。
    涙モノです。
    巨像とのバトルのシーンはさながら映画のようで、特に巨像にしがみ付いている時は凄まじい迫力と臨場感に思わずコントローラーが汗ばみます。
    こんな体験はこのワンダと巨像が初めてです。
    とにかく唯一無二のゲーム。そして世界観。
    素晴らしいと思います。

  • ★★★★★ 5.0

    ゲーム史上に名を残す名作

    ゲーム中、会話らしい会話、そういったものは、ほとんど出てきません。
    しかし、なぜか、言葉で語られる以上のメッセージが、太陽の光や吹き抜ける風、愛馬の蹄の音から、心に染み入る様に伝わってきます。
    美しく、寂しいフィールドは広大。
    その中を、愛馬と共に疾走し、一人の少女を救うべく、大いなる声に従い、畏怖すら覚える巨像に戦いを挑む。
    広い世界の中から巨像を探しだし、各々の巨像の弱点を見つけ、一撃を加える。
    余りに大きな存在である巨像を倒す為には、よじ登り、しがみつかなければ振り落とされます。
    握力がもたないので、何度も振り落とされます。
    倒せるんだろうか。
    しかし、それを何度も繰り返して、最後の一撃を巨像に加える時・・・なぜだか切なくなる。
    その理由は、なんという感情で表現すればいいのか分からないくらい感動的で、感傷的なラストに、全て凝縮されています。
    どんなビッグタイトルにも引けをとらない、完全無比、不朽の名作。

  • ★★★★★ 5.0

    大地を駆ける

    目的のシンプルさが主人公の巨像に挑むストイックさを更に際立たせている作品。
    主人公のワンダはある願いの為、巨像をひたすら倒していきます。
    愛馬アグロと共に孤高の大地を駆け、巨像を探し、時には強くなるため果実を射落とし、トカゲをしとめ、喰らいます。
    次に現れる巨像に立ち向かうまで、その過ごし方は様々な楽しみ方が出来るでしょう。
    タイトルにもある、対決相手の巨像の凄さは圧巻の一言に尽きます
    最初の巨像を目の当たりにした時は真っ先に逃げだす程の衝撃がありました。
    巨像は全部で16体。ディテールに惹かれて買われた方は、必ず一体はお気に入りを見つける事になるでしょう。
    私のお気に入りは8体目。一目見て「しっぽ狩り」の祟りかと一瞬思ってしまいました(笑)
    対戦場所もまるで最初からワンダと巨像がサシで戦うためにあったかのようなフィールドがそれぞれに用意されています。
    つかの間の決闘のスリルを楽しみましょう。
    (このスリルに慣れてしまうと詰まらないという方も居ますが…楽しみはそれだけではないと思います。ビバ世界観!ビバ美麗フィールド!)
    全て倒し終わった時、とてつもない切なさに襲われることでしょう。
    それがまたいいです。
    私はベストが出る前にこの作品をプレイしました。
    今でもベストの値段以上の価値はあると思っていますが、お買い得な事に越した事はありません。

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最終更新日:2023年4月7日 PR