ゲーム概要

ソニーより2003年11月20日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたコミュニケーションゲーム。宇宙から訪れてきた1匹のくまと一緒に演歌を作り上げていくゲームとなっている。クマが作った歌詞に、曲とタイトルをつけたら一曲が完成する。独自の音声合成システムを搭載し、新曲発表のステージでくまが熱唱してくれる。ネットワーク対応で、『くまうた』同士はもちろん、PCや携帯ともメールのやり取りができる。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年4月2日

    「くま」と一緒にNo.1の演歌歌手を目指そう!

    『くまうた』は、プレイヤーが師匠となり、弟子である「くま」と一緒にNo.1の演歌歌手を目指していくゲームです。
    音声合成システム搭載で、つくった演歌をくまに歌ってもらえるという今までにない新しいゲームとなっています。
    プレイヤーはくまに言葉を教え、コミュニケーションを取り、曲、作詞をテーマに沿って作るだけでなく、自由な表現でメッセージ的な演歌を作成することもできます。また、熱唱するくまの歌声や衣装、ステージなどのできあがった曲は、E-Mailにのせてやり取りすることができ、送信されたE-Mailは”PlayStation 2”だけではなくPCやi-Modeで受け取ることも可能となっています。

  • ★★★★ 4.0

    言葉遊びが好きな人なら

    師匠であるプレイヤーが言葉を教え、そして弟子であるしろくまが歌う。
    そして音楽番組のチャート上位を狙ったり数々の音楽賞に挑んでいく、簡単に言えばそんなゲームです。
    その都度テーマに沿った曲を作っていくわけですがまともな歌詞を作っているとすぐにネタが切れてしまって飽きる可能性大なので自分自身で楽しめるバカ歌を作るところに楽しみ・喜びを見出せるかどうかが重要になってきます。
    一見自由度の低そうなこのゲームですが実はその逆で、作詞に関してはほぼプレイヤーの思う通りに作っていくことができます。
    しかしそうなるまでにはくまに沢山の言葉を教えてやる必要がありますが。
    そうして出来上がった歌を一緒に見て楽しめる知人がいるとさらに盛り上がること受け合いです。
    そんなバカ歌をコブシをまわして真面目に歌ってくれるくまもなかなか憎めません。
    くまの動きや衣装にも注目してみてください。
    会話中のくまのメッセージスピード(テキストの表示スピード全般)が遅いのでストレスを感じますが、会話は見なくてもかまわないという方はコントローラーのR2ボタンでスキップさせてしまいましょう。
    作詞に集中したい時などR2ボタンのスキップはとても重宝します。
    というか自分の場合は常にR2ボタンを押しっぱなしで作詞していました。
    このゲームは言葉遊びが好きな人なら大ハマリ出来ると断言しますし個人的に星5つなのですがとても万人向けではないので星4つということで。

  • ★★★★★ 5.0

    ささる人にはささる、魔力のあるゲーム

    クマにも演歌にも全く興味がないのですが、森川幸人氏の作品という事で迷わず購入。
    師匠となってクマに演歌魂を教えていくだけのゲームです。
    普通のアクションやスポーツゲームを買おうとしている人には絶対にお勧めしません。
    ゲームを進めていくと、選択できる「演歌のテーマ」が増えていくのですが、リアル演歌では絶対に使われないようなテーマばかりで、吹き出してしまいます。
    さらにそのテーマに合った歌詞が表示されるのですが、どんなに演歌とかけ離れた内容のものでも、無理やり演歌風な歌詞になっているので、ささる人にはささります。
    歌詞の中には、大人にしかわからないシニカルなものがあったり、突然本当の演歌のように人生の重みを感じさせるものがあったり、歌詞選択時にも一秒たりとも気が抜けません。
    忘れてならないのが衣装です。これも奇抜なものばかりで、笑わずにはいられません。とにかく随所に笑うツボが満載で、森川氏のセンスに脱帽です。
    このゲーム「笑い」の部分が注目されていますが、私はエンディング(と思われる箇所)までやって、クマに情が移りすぎて泣きました。

  • ★★★★ 4.0

    なごみソフトとして

    クマに「演歌の心」を教えて演歌歌手として成功させるゲーム。
    ・・・といっても、実際はクマにヘンな歌を歌わして面白がるのが本来の楽しみ方でしょうか?
    基本的に作詞・作曲・タイトルはクマが自分で考えますが、出来上がったものは師匠であるプレイヤーがある程度手直しできます。
    クマに言葉を教えてあげれば、作詞の際にクマがその言葉を使います。
    徹底的に真面目に手直ししてあげるも良し、クマが作った滅茶苦茶な歌に笑うも良し。通信環境が整っていれば友達と歌のやりとりも可能。
    出来上がった歌は、合成音声でちゃんと歌ってくれます。
    少し金属的な響きがありますが、パソコンの自動読み上げよりよほど自然です。
    曲調が少なくどれも似たような歌になる、クマのアクションがやや少ないなどといった気になるところもありますが、個人的にはこういうゲームはとても好きです。
    個性的なライバル歌手のプロフィールを見るだけで笑えます。最後に、「くまうたビューワー」を使う上での注意点ですが、初期に発売されたソフトにはバグ(といってもごく些細なもの)がありますので、公式HPを参考に取り替えてもらった方がいいかもしれません。
    もっとも、私のように通信使わなければ全く問題ないのですが。

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年4月2日

    くまうた

    『くまうた』は、「歌詞を作ると、くまが演歌調で歌ってくれる」。
    やることはそれだけなのですが、これが理屈抜きに面白い。
    歌詞の作り方は、テーマ別にあらかじめ用意された文章を組み合わせて作っていく方法がメインですが、おまけとして完全に歌詞を自分で入力できるモードも。
    ゲームとしては、気に入った歌詞が選択肢に現れるまで送り続けなくてはならない、(ランダムで5個位ずつしか表示されないため)曲を作るたびに表示される「オリコンチャート」の評価基準や方法がいまいち実感しにくい、などの不満もあるにはありますが、くまが実に見事な歌声で、どんな歌詞も自然に歌い上げてくれる様子を見ていると、楽しくてどうでもよくなってしまいます。
    「くまうたテレビ」という今までに作った演歌を流し続けるモードも息抜きに良い感じです。

  • ★★★★ 4.0

    良いですねぇ

    まず、気合を入れて何時間もやるタイプのゲームではないので、遊び心がないと厳しいゲームだと思います。
    やれる事も基本的には単調で、自由度も低いです。メロディーパターンもそれほど多いわけではないですが、クマが演歌を歌う!
    しかもクマと一緒に作った歌を!私はこれだけで十分満足しました。
    あえて何もしなくても、クマが一人で勝手に振り付けの練習を始めたり、鼻歌を歌ってみたり、何もかもに嫌気がさして飲みに出かけてしまったり等、見てるだけで楽しいです。
    極端な話、ゲームをつけてほったらかしでもいいんじゃないかな?
    とも思います。(実際にクマが延々と歌を歌う”くまうたTV”なんてのもあったりします)
    ちなみに作った歌はメールでやりとりもできるようですよ。

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最終更新日:2023年4月2日 PR