ゲーム概要
ソニーより2005年11月2日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。ゾンビのような存在「屍人(しびと)」に支配されつつある、羽生蛇村(はにゅうだむら)からの脱出を目指す。「幻視」や「視界ジャック」という、他人の視界を共有できる能力で、離れた場所にいる仲間の視界から行動のヒントを得ることが可能。事件の真相を探り、絶望的な世界を生き抜こう。※廉価版の後期版
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2023年4月2日
サイレン(プレイステーション2・ザ・ベスト)
『サイレン(プレイステーション2・ザ・ベスト)』は、「恐怖」をテーマに、日常と紙一重の非日常で起こる事件が生々しく描かれているホラーアドベンチャーゲームです。
人間達が、人間ではないものに変貌していく様を見ながら、生き抜くために逃げ、戦い、助け合っていきます。
アクター達のフェイシャル&モーションキャプチャーにより、実写以上にリアルな映像表現を追求しており、皮膚感覚に訴えるビジュアルが全編に施されています。また、必ずしも敵に立ち向かうことが正解ではない中で、いかにして生き残るかのヒントを与えてくれる、「他人の視界を盗み見る」という新システムが搭載されており、高い戦略性が必要とされるゲームとなっています。
また、本作は先にプレイステーション2で発売された『サイレン』の廉価版となります。 -
★★★★★ 5.0
良い意味でも、悪い意味でも二度とやりたくないゲーム
『どうあがいても、絶望』というキャッチコピーは誇張でも何でもなく、このゲームを的確に言い表した言葉でした。
何度も何度もGAMEOVER画面に行きつき、ようやく光明が見えたかと思えば、やっぱり死んでしまう……プレイヤーは延々とそんな状態を繰り返すことになります。
一度やってみると続きが気になって長時間やってしまうのですが、ふとコントローラーを置くと自分の体、もしくは精神が衰弱していることに気付きます。
わずかに手が震え、全身が気だるい……他のゲームではなかなか味わえない感覚でしょう。
自力での攻略は普通の人ならほぼ不可能。だからこそ、コアなユーザーは挑戦してみるのも一興かもしれません。
ホラーゲームとしては非常に完成度の高い出来になっています。
後は個人の好みの問題だと思います。
例えば、このゲームの特徴である『視界ジャック』という、敵や仲間の視界を見ることが出来る能力があるのですが、これがなかなか厄介です。
視界ジャックした敵が監視を止め、壁をハンマーで叩き始めたら視界ジャックを解除して、その後ろをすり抜けるなどといった場面が多々存在します。
しかし、一部ではそういうった安全な瞬間を見つけるまでに、数分間ジャックし続けなければならない場面があります。
キャラクターをコントロール出来ないまま、敵の動きを覚える作業……これが非常に面倒くさい。
たしかにホラーゲームにおいてコントロールを奪われること以上の恐怖はありませんが、それを超える退屈を感じました。
サクサクプレイ出来るようなゲームではないのは最初から分かっていますが、死ぬたびに何度も同じジャック画面を見続けるのは辛かったです。
またストーリーの難解さもあります。
シナリオを時系列順に出来ないので、一通りプレイしただけでストーリーを把握するのはまず不可能です。
アーカイブ(ストーリーを補足する読み物)をプレイ中に拾い集め、もう一度時系列順にシナリオを見返してようやく八割理解できるといったところ。
全てを理解するには、さらに公式サイトの読み物や、雑誌のインタビュー、さらにネット上の考察サイトを見ることになるでしょう。
もっとも、それでも不明確な部分があるので、完全に話を理解したいという願望はかなえられないままになってしまいますが……。
自分の好みからは大きく外れていたゲームでした。
ですが、それでも完全クリアをするまでプレイする気になったのは、それだけこのゲームが面白いからに違いありません。
難解なゲームをプレイするのが好きな方。昨今の緩いゲームに飽きた方にはぜひお勧めな一作です。 -
★★★★★ 5.0
文句なしのホラー
今まで様々なホラーゲームをやってきましたが、SIRENはその中でもトップクラス級のおもしろさでした。
ホラーというとどこぞの洋館や塔、町などどことなく外国っぽい所が有名ですが、SIRENは私たちが一番よく知る日本が舞台となっています。
奥深くにひっそりと存在する羽生蛇村(はにゅうだむら)。そこで儀式が執り行われていましたが、部外者の乱入によって儀式が失敗。村がまるまる怪しげな世界に取り込まれてしまうところから物語は始まります。
主人公含め、約10人の登場人物を操作して襲いかかる屍人の手から逃げつつ、異界の謎を解いていくという構成になっているのですが……正直怖いです。
ただひたすら怖い。
それも幽霊が突然襲いかかってきたというような一瞬の恐怖ではなく、じめじめと画面いっぱいに広がる日本の風土に根づく陰湿さに起因する恐怖なのですからタチが悪いです(かなり誉めてます)。プレイ中ずっとびくびくしっぱなしです。
実際に制作スタッフ達が廃墟に行って研究しただけあって、その世界観――朽ち果てた建物ひとつとっても感動する出来栄えです。壊れたふすまや朽ち果てた屋根……そこに散らばるすべてがリアリティをもって私達に立ち返ってきます。
そして特筆すべきは、そのストーリー。
それぞれの思惑や行動が交錯し、複雑な群像劇として仕上がっています。
特徴的なシステムによって、最初はあっちにいったりこっちにきたりと時間軸を強制的に飛ばされて、おそらく話が分からなくなると思います。
ですが、絡み合った糸がすべてほぐれたその瞬間のカタルシスといったらもう絶叫モノです。近所迷惑だとか考えずに吼えました。
実話。奥様方に発狂したと思われていないことを祈るばかりです。
さらに視界ジャックという、これまたけったいなシステムをスタッフよく考えたなぁと(実は褒め言葉)感心。
これは楽しい。
うろうろする屍人を眺めているだけで楽しい。
そして見つかってゲームオーバーというパターン。
いろいろ書きましたが、とにかくSIRENは面白い。
それでいいじゃないですか。
これ以上の形容詞は私には思いつきません。
今は晴れてベスト版が発売中なので、なんとたったの1800円です。
好みは人それぞれ。
ですからこれを買ってどう感じるかはまたそれぞれ異なります。
ですが、1800円を惜しんでこの最高のゲームをやれないよりは、1800円を消費して買ってみてはどうでしょうか。
きっと楽しめるはずです。難易度高めですが。
クリア後にはサイレンマニアックスの購入もお勧めします。 -
★★★★★ 5.0
難解だけどクソゲーではない
8月初めのTwi◯terで必ずトレンドに上がる宮田のジャガー炎上祭。その元となったゲームがこのSIRENです。
とにかく難しい。ゴリ押しでクリアできるステージとそうじゃないステージの差が激しい。
攻略本や攻略サイト必須です。このゲームには各ステージに必要行動というものがあり、それをやらないと正規エンディングには辿り着けません。ゴリ押しでクリアしたとしても「必要行動やるの忘れたから次のステージに進めない!またあのステージやるのか…あの時やっとけば…」と後で後悔する羽目になります。
銃が登場するステージもありますが、バイオ4や5、6の様に弾をどんどん使って敵を倒す事はできません。そもそも敵を倒しても時間が経てば復活してしまうので、常に時間との勝負です。弾数も少ないので2発、3発外したらリトライしないと駄目です。「あいつに2発使って、こいつはスルーして…」と脳内で考えてから進めていくのがオススメです(それでもゲームオーバーになる事もありますが…)。
操作キャラクターは10人。モーションキャプチャーを使って日本人の役者さんの表情や動作、声を取り込んだリアルな日本人キャラ達。和ゲーでは珍しいと思います。
全てのキャラが戦えるという訳ではないのでひたすら逃げて進んでいくステージもあります。中には敵に追いつかれただけで死ぬキャラや1発撃たれただけで死ぬキャラもいますので、如何に敵に気づかれず進むか考える事が大事です。
ここまでのレビューを読んで何故星5なのか疑問に思った方もいらっしゃると思います。
SIRENの魅力はリアルなキャラクターと恐ろしい世界観、難解なストーリーです。
公式からサイレンマニアックスというSIRENのストーリーを解説するファンブックが出たことがあります。プレイしたけどストーリーがわからず、SIRENの解説動画をみてSIRENが好きになったファンもかなり居ます。
本当に難解ですが、世界観の完成度が半端なく高い。
ネタバレは控えますが、一つ一つバラバラになったピースが全て合わさった時の爽快感はかなりのものです。最低1人は好きなキャラが見つかると思います。
山奥の孤立した村、謎の儀式、闇を抱えた村人たち
これらのワードに少しでも惹かれる人は是非プレイしてみてください。8月2日から8月5日までの3日間が特別な日になるはずです。 -
★★★★★ 5.0
ホラー好きの人で、このゲームやってない人は損する
私はあまりホラーゲームってやらないんですが、バイオハザードとかはやってました。
他の方々の感想を見て、「やってみたい・・・」と心奪われ、買いました。
部屋を暗くし、やってみたのですが・・・
怖いですね。いや普通に怖い。バイオとかやって「ぎゃああ!」とか言ってた自分が情けない。このゲームやったら他のホラーゲームできないかも・・・。
敵に見つかってしまっては、武器を持っていないキャラは死を意味します。どうやったら見つからないか・・・例えば、捨ててある車のクラクションを鳴らします。屍人はその音の原因を見に来ます。その間に道を進む・・・というようなハイテクな技を使ったりしないといけません。なので皆さん言うように難易度は神クラス。死んでナンボです。死んで、死んで、正しい道を見つけていかないといけません。
たとえ、プレイヤーが武器を持っていたとしても、屍人の中には猟銃で遠距離から狙撃してくるという奴もいます。こいつらなんで拳銃とか猟銃こんなに持ってるんだよ・・・と思わず疑問に思ってしまいます。
なんといっても怖さが半端じゃない。ホラー好きの人で、このゲームやってないなら損してます。農家のおばさん、おじさんが「フォォォ!!」と奇声をあげて襲い掛かってくるゲームを私は知りません。 -
★★★★★ 5.0
見たことないから怖い
このゲームのホラーというのは、昨今のホラーゲームとは別の種類なのだと思います。
敵が何匹も勢いよく自分に襲いかかってくる、みたいなことはありません。敵に見つかると追ってきますが、逃げたら助かることも多いです。ただ、武器は村で拾ったもの、もしくは弾数の限られた警察拳銃など、あくまでも護身用。敵を殲滅するためのものではないのです。
このゲームは、自分がおかれているよくわからない状況、場所、わかりづらい地図、異様な村の伝承や歴史、そういった様々な、自分には理解できない要素に恐怖を見出だしているのではないかと思います。
もしかしたら、こんなの今までのゲームにはなかったよ!!みたいな、ある意味不親切な仕掛けなんかも制作者の意図なのかもしれません。そういうことにも恐怖を感じます。
びっくり、ゲテモノみたいな恐怖体験というより、怪談のそれに近い気がします。ただ、ゲテモノも後半出てきます。
シナリオもかなり味があり、最後までクリアしきるとこの作品に神秘さえ感じます。登場人物達のことを考えると、悲しくもなりました。
古い村の何年も続く歴史とかになんとなく不気味さを感じたりする人はやってみるといいかもしれません。少なくとも私はこのゲームのこういった要素に恐怖とか気味の悪さを感じました。
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最終更新日:2023年4月2日 PR