ゲーム概要
ソニーより2002年10月17日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。生まれつき頭に角が生えた少年が、生贄として連れてこられた霧の城で、檻に閉じ込められた少女と出会い、少女の手を引いて2人で城から脱出するゲーム。少女は戦わず、ただ少年のあとをついてくるので、少女をつけ狙う黒い影から守りながら、彼女を手招きをしたり、合図をしたりして導いていく。※廉価版の前期版
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2023年4月1日
イコ(プレイステーション2・ザ・ベスト)
『イコ(プレイステーション2・ザ・ベスト)』は、生まれつき頭に角が生えた少年が、少女の手を引いて2人で城から脱出するアクションアドベンチャーゲームとなります。
プレイヤーは、主人公の少年を操作し、霧の城で出会った少女を引き連れて、城から脱出を目指します。
操作は、「ジャンプ」、レバーを引っ張ったり、物を押す「アクション」、棒を振りまわしての「攻撃」、そしてこのゲームの要となるR1ボタンは、遠くにいる少女を呼んだり、手をつないで誘導していきます。このゲームにレベルは存在せず、自分だけでなく少女をいかに守るかが重要となります。状況を把握し、身の回りにあるものを使って、様々な謎を解いていきます。
また、本作は先にプレイステーション2で発売された『ICO』の廉価版となります。 -
★★★★★ 5.0
正直、これを作ったクリエーターに嫉妬
まずは、背景に流れる世界観と「光と影」をモチーフに二人の「宿命」を背負う子供達が、それをいったんは受け入れつつも、それに対して対照的なアプローチでそれを乗り越えていくという部分が非常に繊細な暗喩によって表現されているのがとても印象的でした。
またビジュアルに関しても、ともすれば凡庸になりがちなスクロール運動に対して、映画制作的なカメラワークを取り入れることで非常にドラマティックに演出されています。それによって操作感はやや犠牲になる部分もありますが、それを含みおいても余りあるデキであると思いました。
グラフィックに関しても、タイル張りの建物には質感をたっぷりとふくんだ水あか、パイプには赤サビが。相当長い間誰も足を踏み入れていない「廃墟」感を雄弁に物語る圧倒的なクオリティに舌を巻きました。
音楽に関しても最大限に余分な音をそぎおとすことで、よりその寂寥感、存在感を感じさせる効果が全体を通して一貫したコンセプトとなっているのも、このクリエーターに思わず畏敬の念を抱かざるを得なかったひとつの大きな要因となっております。
もちろんゲーム内容的にも満足のいくもので、攻略本を片手にしないと解けないほど難解につくられているわけでもなく、かといって何も考えずに解けるほど簡単でもないという非常によく考えられたバランスの中でゲームが展開するのが小気味よかったです。
おそらくあるカテゴリにおいてはこれが歴史的な存在になるのではないかということを感じさせる逸品でした。ゲームを過去にあまりやったことのない人間の全くの私見ですが。 -
★★★★★ 5.0
ICOの世界
キレイなグラフィック(水とかすごい!)やラピュタ的な世界観、人物も可愛くてものスゴクっ!大好きな一本です。
何かすごくパッとする!とかいうのはない気がしますがICOを超えるものは自分の中ではないと思います。
例えば、そこら辺の緑のとこを2人で手をつないでお散歩したり日向ぼっこしたりしているだけでも全然良い感じ★
操作などは最初は手間取ったけど、慣れれば高い細めの通路なんかもダッシュで走れるようになりましたv
それと、酔いやすさも初めてのステージであたりを見回す時以外気にならなかったです。
本当にICOの世界や、人物(特にヨルダ)、シナリオ?など全部が大好きで堪りません!
おまけ要素もたくさんなので2回目のプレイも楽しみです。 -
★★★★★ 5.0
いつまでも記憶に残る逸品
“この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。”
プレイしている時は美しい絵本を見ているような気がした。
遠い昔に帰っていくような感覚。
ゲームが名作たりえる条件に、グラフィック・サウンド・ゲームシステムが同じようなレヴェルでピタっと噛み合う事があると思う。どれかが高すぎても低すぎても駄目。
これは運の要素も大きく、なかなか意図的に合わせようとしても、そう上手くいくものではない。
ところがこのゲームは、すべてが高いレヴェルで噛み合っている。
まさに名作といえよう。
もうゲームには興味を失って、PS2も売り払い、持っていたゲームもあらかた一緒に売ってしまったのだけれど、ICOだけは手離せなかった。
何故かって?“僕の魂ごと離してしまうような気がするからさ。” -
★★★★★ 5.0
この手を離さない。
こんなに静かな静かな抒情詩はあっただろうか。
コントローラーを握っている間、私は確かに霧の城の中を彷徨っていました。
其れぐらい、雰囲気に引き込まれたのを覚えています。
それからずっと、日の眩しさに目を細め、陽光の暖かさを感じ、目も眩むような高い所から下を覗き込めば体が竦んで眩暈がする。
風が衣服を攫う、水の中を泳ぐ、鳥が鳴いている。
ふたり、と言うことがこんなにも頼もしく、愛しいものなのか、と靄が掛かった視界が冴え渡っていく。
少年はその中ですこうしだけ、成長する。
少女と繋いだ手と手から鼓動が伝わる。
良く似た経験をしたことがある。
そうだ、夢、だ。
夢の中での冒険は何時だって心地の良い静寂と光に満ちていた。
…などと、「なんて気取った事を書いている」と思われるだろうが、関係無い。
このゲームは頭の中を澄んだ空気で満たして、
尚且つこんなに詩的な頭にしてくれるのだ。これは本当だ。信じてなかったけれど本当だ。やってみればすぐわかる。 -
★★★★★ 5.0
ICOの為だけに本体買ったようなもの
CMで惚れたのが2001年。ずっとずっと惚れ続けていました。
やっとプレイでき、最初の画面を見た時はもうそれだけで涙が出そうでした。
(事情があり本体が買え無かったのです)
スーパーファミコン時代に生き、3Dのゲームなどやったことの無い私ですが、一度操作や画面に慣れれば細い道も走れるようになりましたし、謎も自力で解くことができました。
私はクリアに12時間かかりましたが、お城を2人で十分探検できたし、景観、音楽、雰囲気を凄く楽しめました。
(確かに高所恐怖症の人はやめといた方が良いかもですが)
敵が出てこない時は、ずっと2人で仲良く歩いていましたw
(だって引っ張るのなんだか可哀想なんだもの)
ラストは号泣でした。
あぁこんなにも・・・!!と思いました。
(抽象的でごめんなさい。でもあの感動は自分だけのものですので、是非自分の心で味わって頂きたいです)
・・・ふと思えばホントみっともないくらい泣いたなぁ・・・。
今2周目頑張っていますが、難しいです・・・;;
私もパートナーを見つけなければ・・・w
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最終更新日:2023年4月1日 PR