ゲーム概要
ソニーより2001年12月6日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。生まれつき頭に角が生えた少年が、生贄として連れてこられた霧の城で、檻に閉じ込められた少女と出会い、少女の手を引いて2人で城から脱出するゲーム作品となる。少女は戦わず、ただ少年のあとをついてくるので、少女をつけ狙う黒い影から守りながら、彼女を手招きをしたり、合図をしたりして導いてあげよう。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2023年4月1日
二人は無事に脱出に成功できるだろうか。
『ICO』は、生まれつき頭に角が生えた少年が、少女の手を引いて2人で城から脱出するアクションアドベンチャーゲームとなります。
プレイヤーは、主人公の少年を操作し、霧の城で出会った少女を引き連れて、城から脱出を目指します。
操作は、「ジャンプ」、レバーを引っ張ったり、物を押す「アクション」、棒を振りまわしての「攻撃」、そしてこのゲームの要となるR1ボタンは、遠くにいる少女を呼んだり、手をつないで誘導していきます。このゲームにレベルは存在せず、自分だけでなく少女をいかに守るかが重要となります。状況を把握し、身の回りにあるものを使って、様々な謎を解いていきます。 -
★★★★★ 5.0
最近泣いていない人にお勧め。
まさに宝石のようなゲームです。
いけにえの少年が霧の城に囚われていた少女の手を取り、共に城から逃げる。
無駄なBGMはなく、自然の音がかすかに聞こえる幻想的な城の中をさまよい、迫り来る影から逃げ。
城に隠された謎も徐々に明らかになってくる中、少年と少女は自分たちが城にいる意味も知ることになる。
悲しいほどに心にしみるテーマソングに加え、感動的なストーリー+αと、世界観。
ずっと手放したくない、宝物になること間違いなしです^^
ちなみに、謎解きの難易度は低く、アクション性の難易度の方が若干高めです。
ストーリーは、長すぎず短すぎずな感じです。
あと、できれば2回プレイすることをお勧めします。
ストーリーがより深く楽しめます^^ -
★★★★★ 5.0
ただ、手をつないで
少年が城から脱出することがクリアーの条件。
しかしその為には、少女の不思議な扉を開く能力が不可欠。
無力で自ら行動できないその少女を影に奪われてしまわないよう、
プレイヤーは鍵となる少女を守るため、その手を握り、先へ先へと進まざるをえない不自由を(あるいは制限を)背負って行動することになります。
ある時は行動範囲を極端に狭められ、またある時は手をつないでいるが故に渡れない道を大きく迂回することを余儀なくされてしまいます。四方から迫り来る影から逃げるため、少女の手を引き、古城を駆け抜けることの困難。
つまりこのゲームでは「いかに手を繋ぐか」ということがクリアーのためのポイントとなっているのです。
いくつもの扉を開き、やがて開かれたゴールへと続く橋を渡るその刹那、悪意の影が橋を崩落してしまいます。
少年が谷底へ落ちるギリギリの瞬間、少女の手は少年を空中に留めます。ひとりでは何もできない無力な少女が、少年の重力を懸命に支えます。
この時、気づきました。僕は彼女の手をクリアーのためではなく、ただ握っていたかったから握っていたのだと。
扉を開く鍵であるからではなく、彼女と一緒にいたいがために手を伸ばしていたのだと。
しかし空中でつながった手をどうすることもできず、少女は影に飲み込まれ、少年は谷底へと突き落とされてしまいます。
ほの暗い闇のなかで再び立ち上がったとき、プレイヤーにとってのゴールが単に城を脱出することではなく、
彼女と再び手を繋ぐことに変わってしまっていることに自覚したとき、僕の心は震えました。
極上のゲームです。あの経験はもはや、体験の域です。 -
★★★★★ 5.0
参考にならないレビューでごめんなさい……。
理論的なことは僕には分からないんですが、でも本当に、僕はこの作品が大好きです。
ステータスとか、細かいシステムとか、そういったモノは一切なくて、主人公が出逢った少女と手を繋ぎ、城を脱出するというゲームなんですが、僕は最初、『何の約束も、宣誓もしていないし、そもそも言葉が通じないのに、イコはどうして当たり前のようにヨルダの手を引いて、ヨルダはイコを信じてついてきてくれるんだろう?』という疑問を抱えていました。
けれど、例え言葉が通じなくても、例え理由なんかなくても、誰かを信じることも、何かを誓うことも、誰かを護ることも、何かを守り抜くことも、そして手を繋ぐことも出来るんだってことを、僕は二人に教えてもらった気がします。
言葉も事情も分からないのに、イコはヨルダに何も言わず手を差し伸べるし、自分を本当に助けてくれるかどうかも分からないのに、ヨルダはイコが差し伸べた手を信じ、時にはとても一人では渡れないような、切り立った崖を跳躍します。
そして二人は手を繋ぎ、また歩き始めます。
そんな二人を見て、僕は初めて、四年前にテレビのコマーシャルで流れていた、《この人の手を離さない。僕の魂ごと、離してしまう気がするから》という言葉の意味を知ることができたような気がしました。
このゲームをプレイしているとき、僕は確かに霧に包まれた城の中にいて、白くて細い手を引いて、黒く恐ろしい(でも悲しい)影たちに立ち向かい、美しくも儚い、閉ざされた世界から脱出しよう、少女を出してあげようと、頑なに走り続けました。
ラストでは、涙も出ないくらいに、切なくなりました。
強烈な刺激を求める方には向いてないのかもしれませんが、それでも、一度はプレイしてみてはいかがでしょうか?
僕は今でも、二月に一度くらいのペースで初めからプレイして、心を綺麗にしてもらっています。
この作品の中の、何もかもが、僕は本当に大好きです。
この作品に出会えたことに感謝しています。
以上です。
参考にならないレビューでごめんなさい……。 -
★★★★★ 5.0
高所移動は恐怖症の方にはツライか?
霧の城に連れて来られた頭に角の生えた少年。出会った謎の少女と共に城を脱出します。
各エリアを襲い掛かる敵を倒しながら進みますが、BGMは最小限。
広大な城の圧倒的な存在感。登場する人物は少年と少女のみと絞られています。
次のエリアへ進むための扉を開くために少女の力が必要。非力な少女を手を繋いで誘導する。
これ、少女が「只のアイテム」だったら何の愛着も湧きません。
「か弱い女の子」としたところにこのゲームのキモがあります。
2週目で手に入る強力な武器であるレーザーサーベルはなかなか笑えます。
さらにエンディング直前の浜辺にスイカが・・・・。 -
★★★★★ 5.0
ヨルダ万歳。
このゲームはホントに大好きだ。
女の子の手を引いて、城から脱出する。それだけなのに。
手をつないで歩いていると、鼓動が伝わってくる。
なんて愛しいんだろう。
ヨルダ、こっちだよ、早くおいで。
くっそー、ヨルダを渡すかー。俺が引き戻してやる。
いつの間にかヨルダを守りたいという気持ちや、一緒に旅をしている気持ちになる。
謎を解き、ふたりで進んでいくというのも、非常に楽しめる。
ステージごとにボスがいるわけじゃなく、ライフゲージやレベルやポイントがあるわけじゃない。おまけアイテムや、おまけEDがあるけど、シンプルで誰でも楽しめる作品。
ヨルダと一緒に船に乗って、どこか知らない島で、二人で暮らしたいと最後に思った。
2周はクリアしたいと思うが、3周目はやらない。
でも、また最初からやりたくなる。そして一気にクリアする。
何度だって、ヨルダに会いたくなる。
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最終更新日:2023年4月1日 PR