ゲーム概要
ハドソンより1995年8月4日にPCエンジンのスーパーCD-ROM2専用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。百物語を題材とした作品であり、ホラー小説『ほんとにあった怖い話』に寄せられた一般投稿による実話怪談を元にした文章に背景と効果音を使用したサウンドノベルとなっている。怪談の語り手として知られる稲川淳二が監修を行っている。写実的な背景や音声を実現し、全百話というボリュームを実現している。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるハドソン様が権利を所有しています。
© 1995 ハドソン All Rights Reserved.
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レビュー
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★★★★★ 5.0
いまプレーしても怖い。
一つ一つのお話はそれほど長くはないものの、100話というのはかなりのボリューム。
結構長く楽しめます。
内容はいわゆるサウンドノベルで、効果音やCGによる怖い演出がなかなか渋い。
怪談の達人、稲川淳二のお話も何話か入っていて、流石に素晴らしい出来。
画面に百本のローソクがついていて、好きなところそれぞれをクリックするとそのローソクごとに異なる怪談が始まるという凝った趣向。
そのお話が終わると、そのローソクが消えていくという仕組みです。
この作品の続編がサターンで出ましたが、この作品のリメイクではなく続編ですので、PCエンジン版とは別のお話が入っています。
しかし、この元祖PCエンジン版、サターン版と比べて旧作ながら結構凄いんですよ。
この元祖PCエンジン版は、バイノーラル録音により、ヘッドフォンを使えば音響も最怖。
バイノーラル録音とは、ダミーヘッドを利用して音響を徹底的に研究して作られた技術で、現在のようなスピーカーを多数利用したサラウンドなどとは違い、通常の2スピーカーのヘッドフォンで最高の性能を出せるようにした素晴らしい技術です。
ラジオドラマなどに使用された大昔の技術ですが、現在のサラウンド技術以上に効果的で、安物のただのヘッドフォンで、サラウンド以上の音響効果が得られます。
ヘッドフォンなら本当に背後、左右から声が聞こえるように感じ、その音響の素晴らしさは見事。
しかもスタッフは超一流の怖がらせるツボを、音響においてもよく計算しています。
ぜひヘッドフォンやステレオイヤホンを用意してからPCエンジンの電源をいれて、プレーを始めてください。
オープニングの「かごめかごめ・・・」でいきなりビビらされますよ。
実のところ、お話の大半がソノラマ文庫などの実話怪談を集めた文庫本などに収められたものをサウンドノベル化したものですので、こういった実話怪談ものの文庫が好きな方は、既に読んだことがあるお話ばかりかと思います。
(とは言ってもそれらは現在では廃刊になっているので、これからプレーする方は未読のものが多いかもしれません)
ちなみに私は怪談ものが大好きで、一時相当そういった文庫を読みあさっていたので、ほとんどのお話が既に読んだことのあるものでした。
しかし、改めてサウンドノベル化されると、全く違ったイマジネーションを与えられ、やっぱり怖楽しめました。
今では2ちゃんねるやアンドロイド用の無料アプリなどで、数多くのこういった実話怪談モノが出ていますが、この作品はそれらの先鞭をつけた作品といってもよく、いまプレイしても非常に出来の良い作品と思います。
特にサウンドノベルはCGや3Dポリゴンの技術進化によっても古さがなくなるものではないため、今更PCエンジン??ってわけでもないところで、今でもオススメできると思います。
ただ、実話ものということで本当にマジ怖なので、ホラー好きな方以外は止めといた方が(って、このパッケージ見てホラー嫌いな人はまず買わないと思いますが・・・) -
★★★★★ 5.0
稲川ファン必見
ゲーム制云々、稲川淳二の部分のみ評価します。
ゲームの合間に稲川淳二が出現し怪談を語ります。
怪談の際の映像は、古いゲームなので仕方がないのですが、基本一枚絵のムービーが動いたりしながら進行します(スキップも可)。
また、PCエンジン本体を持っていなくても大丈夫です。
ゲームはできませんが、稲川淳二の怪談はCDとしても再生できますのでマニアは要チェックです。
「迫りくる白刃」「土中で叫ぶ人」はここだけでしか聞けない怪談。前者は1分程だがなかなかいい
怪談リスト
1.第5スタジオで
2.谷川に残る橋桁
3.迫りくる白刃
4.土中で叫ぶ人
5.死を呼ぶ子供
6.生首とハト
7.つかんだ顔
8.消えたブランコ
9.ふたつの死体
10.樹海にて -
★★★★ ★ 4.0
重要なのは、リアリティ
PCエンジン末期に発売された、百物語を疑似体験できるサウンドノベル。
大体1話5分前後と、冗長にならない程よいボリュームで、それでいて、各話グラフィックに使い回しが殆ど無い。
かなり凝ってます。
ただ、私は結構現実主義的な所があるのか、大半の話は「うそくせー」とか「ありえねー」とか思いながらプレイしていました。
それでもやはり、一握りの話には背筋が凍る思いをしました。
特に稲川淳二の怪談は、「二つの死体」や「樹海」など、既に聞いた話もありましたが、表現の違いや音響効果も相俟って、何度聞いても慣れません。
恐いだけでなく、いい話や不思議な話もありますし、感じかたは人それぞれだと思うので、興味のある方はやってみても損はないと思います。
部屋を暗くして、御札と塩を用意すれば、恐さ倍増です。 -
★★★★ ★ 4.0
違う意味で怖かった。
体験談を集めたかんじ。時々稲川さんが、実写で語りかけるのが何話入ってます。タイトルでもありましたけど、余談ですがバグルと怖いです。ゲームの話は全部で100話。全て終わると101話目が出るわけですが、たまたまゲームの記録が全て消え、再スタートしたら、突然101話目が始まりました。全て消えているはずなのに・・・。怖い・・・話の内容は、本当にリアルでよい出来です。
-
★★★ ★★ 3.0
それなりに怖い
実際にあった恐怖体験が収録してあってそれらの物語を好きな順番で読んでいくと言う内容。
また幾つかの物語は稲川淳二が肉声で語ったりと結構凝った作りになっている。
実写の映像に関して画質が荒いと言う難点はあるものの誰でも何度か怖いと思える仕上がりだと思う。
ただゲームと言うよりは恐怖体験集と言った感じなので自分でする事はほとんどないのが物足りないかもしれない。
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最終更新日:2022年4月26日 PR