バスティール
(CD-ROM2専用)

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バスティールシリーズ｜革新と物語性が交錯するシミュレーションゲームの名作

バスティールシリーズは、PCエンジン向けにリリースされたシミュレーションゲームの名作として知られています。深いストーリー性や戦略性に加え、アクション要素を取り入れた革新的なゲームデザインが特徴です。シリーズ全体を振り返りながら、その魅力や進化を紹介します。

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レビュー

• ★★★★★ 5.0

  今でも面白い貴重作。

  バスティール星系帝国の皇位継承をめぐり、深い兄弟愛に結ばれながらも考え方の違いから、兄弟王子が相争うストーリー。
  途中途中の劇画SF調ムービーがストーリーを盛り上げます。
  
  古くからあるHEX戦略シミュレーションですが、ユニットがムーブクラッシャー(MC)という、ガンダムのモビルスーツのようなロボット兵器。
  そして、MC同士の戦闘はなんとアクションゲームです。
  昔、ファミコンのディスクシムテムにあったガンダムのガチャポン戦記にゲームタイプは似ています。
  
  HEXシムの戦略が苦手でも、アクションゲームが得意だと何とかなるという点が良い。
  MCの特徴もかなり凝っていて、HEXの地形が寒冷地では寒冷地仕様のMCだと非常に頑丈ですが、寒冷地で温暖地仕様のMCだと脆くなるなど、その戦地の環境に合わせたMCを製造しないと不利。
  敵がコストもかけた強力な上位ランクのMCだとしても、下位ランクのMCがうまく環境を考えれば倒すことも可能。
  また、基地内だとアクションシーンで基地からの砲撃支援を受けながら戦える(逆の場合もあります)など、かなりゲームとしては面白い。
  ゲーム性、MC、ストーリー、音楽にものすごいこだわりがある意欲的な作品です。
  
  BGMに全編ジャズを採用するなど、前衛的な試みがされています。
  有名声優の井上 和彦氏が参加しており、ゲーム中の数十種類にも及ぶMC図鑑の解説を、なんとすべて井上 和彦氏が読み上げるという懲りよう。
  当時のコンピュータゲームの音楽は電子音を加工するしかなかった中で、直接スタジオ録音したBGMや音声を流すことができるPCエンジンCD-ROMというのは画期的で、その新しい媒体であるCDの可能性にスタッフが大喜びだったんだなあというのが伝わります。
  当時かなりハマったのですが、今プレーしてもかなり面白いです。

• ★★★ ★★ 3.0

  戦闘がマンネリ化するかも

  権力を持った兄弟が兄弟ゲンカをきっかけに戦争に突入すると言う簡単に説明するとミもフタもない物語。
  シミュレーション部分はロボットを使用した「大戦略」と言った感じだが戦闘シーンでは自分がロボットを操作してのアクションになる。
  このアクションによる戦闘の為、結果的にロボットの性能よりアクションの上手さが勝敗を左右している。
  コンピュータの動き方はパターン化してるから自分にあったロボットを見つけて操作に慣れればクリアするのは簡単に感じるかもしれない。
  ストーリーはシンプルだが兵器となるロボットの種類は豊富でデザインも上手いからそういった物が好きなら楽しめるかと思う。
  総合的に見るとファミコンにあった「SDガンダム　カプセル戦記」と言ったところ。
  (この説明で分かる人は少ないかもしれないけど・・・)

• ★★★ ★★ 3.0

  一定の評価をすべき意欲作

  当時としてはかなり凝った作りのSLG。ただしシナリオが面白みに欠けるし、戦闘に馴れるとひどくやる気が失せる…難易度設定とかあれば…。MC(ムーブクラッシャー)と名付けた戦闘機体のデザインが素晴らしいだけに惜しいの一言。

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ヒューマンより1990年12月20日にPCエンジンのCD-ROM2専用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。血を分けた兄弟が、正規軍と革命軍に分かれて戦うというストーリーとなっている。本作は戦闘シーンにアクション要素が含まれているのが特徴となる。ストーリーを楽しむ事ができるシナリオモードのほかに、VSモードも用意されているので、2人で対戦することも可能となっている。

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ヒューマンより1994年7月8日にPCエンジンのスーパーCD-ROM2専用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。『バスティール』の続編となる。主人公ボイス・ナックル率いるレジスタンス対独裁者アガレスとの戦いを描いている。プレイヤーは、レジスタンスが搭乗する人型兵器ムーブクラッシャーをユニットとして操作していく。前作からの変更点として戦闘のアクション要素が撤廃されている。

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