ゲーム概要
工画堂スタジオより1991年12月6日にPCエンジン用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。パソコンで発売されていた架空の世界の宇宙戦争を題材にした戦略シミュレーション『シュヴァルツシルトシリーズ』からの移植作品となる。『シュヴァルツシルト2』のリメイク作品。移植にあたり、艦隊司令官の存在や戦艦のチューニング等、新要素が追加されている。CD-ROMの特性を活かしたアニメなども魅力となる。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーである工画堂スタジオ様が権利を所有しています。
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レビュー
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★★★★ ★ 4.0
同盟国ありがとう
光栄の信長タイプというのは兵隊を送り込んで国を占領していって、一定の範囲をすべて統一すればいい。これに対して大戦略タイプは
、予算に見合ったユニットを次々に進行させ、最終的に敵の首都を征圧するというものだ。
そして本作は小さめに区切られたマップでシナリオを何回も繰りかえしていく。戦いに巻き込まれて、追い詰められて敗退、やがて同盟国
を味方につけ反撃するというシナリオだ。つまり、同盟関係を結んだ他国の援助を得て、初めて、勝利を得るというスタイルなのだ。
自分ひとりではどうにもならないという難儀が降りかかり、リセットへ手が伸びたなあ。
パソコン版と比べると、シナリオ間に入るお芝居が長いと感じた。戦闘シーンが簡素化されたため戦艦の能力差を分かりにくくして、新型艦を開発する意欲がうすれるような。いずれにしても魅力的な楽しさを与えてくれるシミュレーションゲームであることはまちがいない。
ちなみに、パソコン版とPCエンジン版の女性君主のイラストが随分と様変わりしてしまった。
パソコン版は胸の谷間が魅力的でPCではそれがなく女性としての強さが強く感じられた。 -
★★★★★ 5.0
世界最高峰ブランドのひとつ。タクティクスゲーム好きはやってみて。
MS-DOSが主流だったMSXやPC-9801時代から、Windows8の現在まで続く、工画堂スタジオ最大のブランド、シュヴァルツシルト・シリーズのPCエンジン版。
1989年に発売されたシュヴァルツシルトの第二作目、「Schwarzschild ? 帝国ノ背信」をベースにしている。移植というよりは新たに作り直したリメイクで、原作とはかなり感触が異なっている。もちろん、良い意味で、です。
パソコンでさえフロッピーディスク主流の時代、CD-ROM2で出されただけに、アニメーション、声優のしゃべる台詞など、当時のパソゲーを越える水準。
ターン制のHEXバトルなのだが、将棋のような単純だが奥の深い独特の戦略性を考えたシステムで、当時としてはかなり画期的。
しかもシステムがとても簡単なんですよ。
シミュレーションゲームの中には分厚い説明書読まないといけないマニアックなものが多いが、工画堂の作品は単純でわかりやすく、それでいてスリリング。さすがは工画堂スタジオと唸らせる出来。
今プレーしても、アニメなどはさすがに古臭く感じるだろうが、ゲームとしての出来のよさで非常に面白い。
星暦3964年を舞台にしており、辺境の星オーラクルムの王子の活躍を描いている。
現在のシュヴァルツシルトはほとんどが星暦4000年代なので、今のWindows時代のシュバルツシルトしか知らない人から見ると古代の戦争エピソードといえるかも。
「Schwarzschild ? 帝国ノ背信」は5インチフロッピーの時代だから、それを手に入れるよりはこのPCエンジン版を手に入れたほうが、グレードアップしているし、ずっといいと思います。
なお、この「Schwarzschild ? 帝国ノ背信」のリメイクはSEGAのメガCDでも出ていて、あちらは「メガシュバルツシルト」となっています。
しかも、「スーパーシュヴァルツシルト」は原作に近いターン制HEX戦闘システムだが、「メガシュバルツシルト」はリアルタイムバトルです。
実を言うと「メガシュバルツシルト」のほうが後発なだけに、バトルシステムは進化しています(ストーリーはまったく同じだけど)。
ただ、PCエンジン版の「スーパーシュヴァルツシルト」は2作目も出ているので、そこんところは有利かも。 -
★★★★ ★ 4.0
佳作
PCゲームの移植作。普通に移植されてはいるが、ゲームバランスはやや簡単。
私は2のほうからしてしまったため、あらゆるところで2に劣っているように感じ、のめり込むことが出来なかった(逆に言えば2になって全ての面でパワーアップしている)。
ストーリーに連動して、艦隊の展開、武器の開発、敵の動向が動くのは2と同じ。そのバランスの良さは折り紙付き。
この続編が2なので、ストーリーの連動を確かめるためだけにする価値はあるはず。ただ、2を直接しても構わないくらいの価値、だということもお忘れ無く。
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最終更新日:2022年4月12日 PR