ゲーム概要

ハドソンより1989年12月21日にPCエンジンのCD-ROM2専用ソフトとして発売されたアクションRPG。パソコンで大人気を博した『イース1』と『イース2』の移植作品。『イース1』と『イース2』が統合されて、ひとつの作品としてアレンジされているのが特徴となる。PCエンジン版オリジナルのビジュアルシーンは、発売当時その美しさが好評で、音楽のクオリティも高かった。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    星6つです!

    PC版のエターナルイースをプレイしたのですが、友人から昔PCエンジン版のイースが良かったと聞いたので、なんとか

    本体を手に入れ、やっとエンジン版イースをプレイする事ができました。

    オープニングから本物です。銀河さんの渋いナレーションと、これから始まる物語のエピソードがかっこいい演出で展開してゆきます。1〜2への移行でアドルのレベルが持ち越されるのも、物語の進行上とても自然です。

    音楽もPC版とは全く違うアレンジですが、CD音源ですから音質は現在のゲーム音楽以上のクオリティです。PS2版のイースのアレンジはいまいちでしたが、エンジン版の曲のアレンジは最高です。というよりもゲーム全体的にPCエンジン版を超えるために、ファルコムはがんばってその後エターナル版を作ったのでしょう。

    PS2版で声優をボイスを起用していますが、エンジン版の声優のキャストが一番良いように思います。フィーナはの天然系の感じのかわいい声で、リリアはちょっと賢そう(計算高い?)なしっかりした声で、どうにもこうにも、声を聞いているだけで現実世界に還って来れなくなります(笑)

    エンジン版エンディングにおけるアドル、フィーナ、リリアの三角関係についての扱いについてはずいぶん賛否両論が

    あったようです。自分もエンジン版のリリアの扱いについてはどうかと思うのですが、そのへんがイースの神話たる由縁なのでしょう。

    イースのすべてを知るために、ぜひ一回エンジン版イースをプレイしてください!

  • ★★★★★ 5.0

    家庭用ビデオゲームにカルチャーショックをもたらし時代を牽引した名作

    89年当時、友人だった人物に家に招かれて初めて見たPCエンジンのイース。
    ステレオコンポに繋がれたスピーカーから流れ始める、素晴らしく澄んだ音楽。
    雷鳴に撃たれる大地。ゆっくりとシルエットを見せる Ancient Ys Vanished の文字。
    銀河万丈氏のナレーションで語られるプロローグ映像。
    そして壮大な冒険を予感させるオープニングアニメーション。
    やがてダルクファクトを倒し、そのままイース2に繋がっていく演出とアニメーションに音楽。

    私がゲームの映像を見て、音楽を聴いて、リアルに鳥肌が立った経験をしたのは、このイースが最初で最後でした。
    ゲームはファミコンがまだまだ主力だったあの時代に、これほど映画的な映像音楽演出を可能としたコンシューマゲームが無かっただけに、当時受けたカルチャーショックは大きい物だったのです。

    ゲーム内容も当時としては素晴らしく、多少苦労しながらもイースの世界を友人と共に存分に味あわせて頂き、このゲームをプレイしたいが為に7万円近い出費をしたと言う友人に感謝しました。
    やがて社会人となって自分の稼いだ給金で中古のPCエンジンとイースを揃えたのは言うまでもありません。
    私の中ではメガCD版 LUNAR ETERNAL BLUEと共に最上位不動の名作です。

  • ★★★★★ 5.0

    PC-88版の雰囲気をできるだけ壊さずに、コンシューマ機の新たな可能性を見せてくれた最高傑作

    私はPCエンジンで初めてイースに触れ、その素晴らしさの根源を知りたいと思いPC-88版をプレイしました。
    そしてPC-88版の洗練された高解像度なドット絵、FM音源による鋭さや物悲しさなどの個性ある音楽性にうたれました。

    同時にPCエンジン版なりの素晴らしさもよく分かりました。
    PCエンジン版はできるだけPC-88の世界観を残しながら、大胆にアニメーションやCDによる音楽のアレンジを取り入れて見事成功しています。

    よくある、アニメーションを優先したためにゲームが中断され集中力や世界観が損なわれるような作品とは違い、
    本作ではゲーム中の画面とBGMそのままにアニメーションや音声を重ねる形にしてなるだけ雰囲気を壊さないようにしてあります。
    私はそこに本作品移植に関わった方々のオリジナルのイースに対する愛情や理解を感じます。

    音楽のアレンジも本当に素晴らしいです。
    当時、私はイースに関連する多数のアレンジCDを買いあさりましたが、PCエンジン版のアレンジは飛び抜けて良いと思います。
    アレンジによくある望まれない改変ではなく、雰囲気をできるだけ壊さずに豊かなイメージに仕上げてあります。

    しかしそうは言っても今となっては昔の話。
    今、PCエンジンの動作環境を整えられる方は少ないと思います。

    そこでせめて音楽だけでも聞ける方法をまとめておきたいと思います。
    ※CDオリジナルを所持し、個人使用に留めてください。

    01_CD Manipulatorというソフトを検索・ダウンロードし適当なフォルダに展開する。
    02_PCのドライブに「イース ?・?」のCD-ROMを入れる。
    03_フォルダ内の、CdManipulator.exe を実行。
    04_吸い出したいAudioファイルを指定。 Ctrlを押しながらクリックすると複数選択することができます。(Dataファイルは除いてください。)
    05_アイコンウィンドウ左下の“トラック単位でCDを読み込みます”をクリック。
    06_トラック読み込み画面で、“検索”をクリックして保存場所(例:デスクトップ)とファイル名(例:ys)を指定。
    07_“OK”を押すことで吸い出しが始まります。

    一部、街の音楽など内蔵音源を使用したものは聞けませんが、それ以外のほとんどの曲を聞けます。
    (ちょっと恥ずかしい)セリフ用のファイルもあるので聞きながら必要に応じて削除してください。

    イースファンの多くの方に本作の音楽を聞いて頂ければと思います。
    最後までお読み頂き、ありがとうございました。

  • ★★★★★ 5.0

    思い出深いゲームのひとつ

    SFC時代に、DQ・FF・メガテンetc.にメチャはまってた私がこのイースと出会ったのは、たしか高校生の時でした。
    このイースやりたさに、高価なPCエンジンDUOを学校の成績頑張って、やっとで親に買って貰ったのが懐かしい…^^;
    一番欲しかったイースI・IIはその時売切れで、最初に買ったのは天外IIでしたが。(←コレも傑作^^)
    でも、後から中古で買いました。
    当時本に載ってた画面写真を、指くわえて見てきた私にとってはもう感動もの。
    私的に、あの額縁のようなフレームデザインが新鮮で好きでした。
    半キャラずらしのアクション、豪華声優陣に、アニメーションでキャラが喋るファンタジーな世界観。
    そして、米光亮さんの名アレンジが光る極上の音楽に感動と衝撃が走りました。
    (よく好きな曲をエンドレスで聴いてましたね。今でも時折聴いてます)
    全てが私の宝物です。

  • ★★★★★ 5.0

    これでPCエンジン信者になりました。

    久方ぶりにオープニング見たら発奮したのでレビュー・・・ではなく思いの丈をぶちまけます。←こっちは無職なんだよッ!(意味不明)
    記憶によれば1994年10月号の電撃PCエンジン(現Gsマガジン・・・もうない?)の背表紙に名作復刻3980円シリーズ(イース1.2、スプリガンMkII、シュバルツシルト2、ソル・モナージュの4タイトル)として見かけたのが初めての出会いです。

    今はもう見かけない個人経営のホームセンターで1680円で購入。
    銀河万丈様のナレーションにまず頭を引っ叩かれて、ヴィジュアルシーンのアニメーション、音楽、そして声優陣の熱演に一気にイースに引き込まれました。
    作品の内容についてはこの作品を愛する同志達が素晴らしいレビューで語ってくれているので割愛させていただきます。←同志達に敬礼!

    プレステ、サターンも好きですが、僕のゲーム人生でこれからゲームが凄いことになる!と、思わせたのはPCエンジンだけでした。
    別に今のアニメーションムービーが悪いなんて言いません、CGムービーが凄すぎるのも確かです。
    でも、PCエンジンの書き込まれたドット絵のカクカクアニメーションの味わい深さ、そしてこのイースをはじめ移植作なのに本当にスタッフの愛を感じる作品を古いからとぶった斬られるのは間違ってます。←これがオッサンになったってことか(笑)?
    先日VITAでイース1.2を友人に落とさせたのですが、液晶の精彩さのおかげですごく綺麗でした。
    値段も安いし皆さんもぜひやってみて下さい。←若干責任を感じレビューらしいくしているつもり。

    当時はスーファミ野郎共にナメられた挙句、ひねたゲームオタクになっちまったけどこの場を借りて言わせてもらいます、「PCエンジンだって20年近く経っても語るべきゲームが沢山あるすげ〜ゲーム機なんだよッ!」。
    冬馬由美様と、ウィンズオブサンダーのスタッフ様に一生感謝します。
    あ、もちろん全てのハドソン社員様にも(笑)。
    以上!

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最終更新日:2023年1月8日 PR