ザ・プロ野球ペナントレース
(ゴールドカートリッジ)

The Pro Yakyuu Pennant Race
★★★★★5.0(1件)
機種
セガ・マーク3 (Mark3)
ジャンル
スポーツ (SPT)
発売日
1987年6月30日
メーカー
セガ
定価
5,000

ゲーム概要

セガより1987年6月30日にセガマーク3用ソフトとして発売された野球ゲーム。PSG音源で無理やり喋らせてしまう等、グラフィック、サウンド等あらゆる面で高い水準で制作されている。ピッチャー毎に得意な球種がありフォーク、ナックル、シンカー、ラビットボール等こだわりのある作りとなっている。選手データは1986年度版を主に使ってるが一部1987年度に来た外人選手も登録してある。

プレイ画面

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© 1987 セガ All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    実名使用じゃなくてもいーじゃん

    ファミスタや燃えプロと同時期に発売された野球ゲーだ。当方にとっては、ファミスタや燃えプロよりも面白いゲームだった。

    遊び始めた頃は、長打をたくさん食らった。外角いっぱいに変化球を投げるピッチングをすると、コンピューター側はほとんど見逃してくれる。この秘孔ポイントを丁寧に投げ続ければ負けなくなる。安心してバッティングに集中できるようになる。

    強打者・一発長打の代打を初回の下位打線から投入する。バッティングのボタンを押すタイミングのコツさえわかれば、凡打の確率はかなり減る。日本シリーズ制覇も難しくない。

    プロ野球の実名使用ができたとしても、国内チームに適用されるだけだ。本作品のようにアメリカチームとの対戦がある場合、かえって不自然になる。

    本作品の選手名は気に入っている。オクリヒー・ハットナム・テーヒスだとか、アニメチームのハツ・テリー・トカヘンだ。誰のことなのか類推するのが楽しかった。これでいいと思う。

    何度も見れば飽きてしまう演出だが、一試合中ひとりの選手に二回デッドボールを与えると乱闘になる。格闘モードになるわけではなく、ただのサービス演出だ。もうひとひねりが欲しかったけど、悪くない演出だと思う。プロ野球ニュースのキャスターも何人かいてもよかったと思う。

    当時、ヤクルトは万年最下位の弱小球団だった。ホーナーの加入で息を吹き返した。ノムさんが監督に復帰した後、常勝球団へと変容していく。ゲーム中で特別扱いに値する選手であるというのも分からないではない。でも、ヤクルトのホーナーの打席、中日の落合の打席に対して、コンピューター側が毎回かならず敬遠するのは極端過ぎた処理と思う。ホームランバッターでもタイミングが合わないと外野フライになることが多い。敬遠解除の裏ワザもあったと思うが、普通どおりの投球処理でよかったと思う。

    ファミスタにはファミスタの良さがある。接客ゲーとしては、ファミスタのほうが向いていると思う。でも一人プレーで日本シリーズ〜アメリカチームまで戦い抜くのは、本作品のほうが面白いと思う(セ・パ全チームで日本シリーズまではクリアした記憶がある)。現在もう一度プレーする気は起きないけれど、打撃と投球の戦略がシンプルな遊びやさ、懐かしい選手のネーミングで星五つです。当時、新品で購入した価格分以上は十分に楽しませていただきました。

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最終更新日:2022年3月27日 PR