ゲーム概要

スパイクより2002年2月7日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。明治初頭の侍たちを描いた本格時代劇を楽しめる。多彩なミッションや事件などへのかかわり方で、物語が変化。戦いでは殺陣を再現し、攻防の駆け引きを楽しめる真剣勝負が展開。独自の刀も製作可能な刀が多数登場。関東のはずれ「六骨峠」を舞台に、自分流の武士道と生きざまを見せよう。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年8月17日

    『侍』は、自由度の高いマルチシナリオを特徴とする剣術アクションアドベンチャーゲームです。このゲームでは、プレイヤーの行動によってシナリオが分岐し、さまざまなストーリーが展開されます。弱者を助ける正義の道を選ぶか、それとも利を追求して悪に徹するかは、すべてプレイヤー次第です。そして、選んだ道に応じて、複数のエンディングが用意されています。

    プレイヤーが操作する侍は、六骨峠という舞台でさまざまな騒動に巻き込まれます。ゲームは2日間という短い時間を軸に進行し、時間経過とともに峠の各地でイベントが発生します。剣術を高め、強い刀を求めていく中で、多くの人々と出会いながらストーリーを進めていきます。一度のプレイ時間は2〜3時間程度で、短時間で気軽に何度もプレイできる設計になっているのも魅力です。

    さらに、剣術格闘だけを楽しめるモードも搭載されており、純粋にアクションをたん能したり、さまざまなキャラクターとの対戦を楽しんだりすることができます。また、必殺技を修得する過程も非常にやりがいがあります。

    このゲームは、プレイヤー自身が「己の刀で道を切り開いていく」という侍像を見出せる作品です。シナリオの自由度とアクション性を重視する方に、ぜひプレイしていただきたいゲームです。

  • ジーティン

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2024年8月17日

    プレイヤー自身が創り出す様々な“武士道”の形

    本作は、明治10年を舞台にしたアクションアドベンチャーゲームであり、プレイヤーは浪人となり、関東の外れにある六骨峠という架空の地で展開する物語に関わっていく。ゲームの核心は、自由度の高いストーリー展開にあり、プレイヤーの行動や選択によって物語が大きく変化する点が特徴的である。

    六骨峠は、宿場を支配する武士集団とそれに反抗する宿場の住人たちとの対立が中心に描かれている。プレイヤーは、この緊迫した状況下でどの勢力に味方するか、あるいは裏切るか、自由に選ぶことができる。さらに、プレイヤーの会話や行動によって発生するイベントが異なり、ストーリーの多様な展開が楽しめる。そのため、同じゲームを何度もプレイしても、違った展開や結末を体験できる点が非常に魅力的だ。

    戦闘システムもシンプルながら爽快で、プレイヤーが自らの武士道をどのように貫くかによって、ゲームの雰囲気が大きく変わる。侍としての誇りを守るのか、それとも現実主義的に立ち回るのか、全てがプレイヤーの手に委ねられている。

    本作は、物語の自由度とプレイヤーの選択によって多様に変化するストーリー展開が大きな魅力である。プレイヤー自身が作り出す「武士道」の形を追求したい方には、ぜひ一度プレイしてほしいゲームである。

  • ★★★★★ 5.0

    セーブ機能がないのがいいのよ

    途中の区切りでのセーブはあるものの、ロードすると消えるゆえに、絶対に死ねないという緊張感が生まれる。侍道2以降にはないシンプルさと軽快さ。
    刀一本で技量があれば難易度難しいでも初回からクリア可能。多様な刀があり、倒すと刀が得られる楽しさ、裏切りなど自由。2以降は
    冗長で製作者が作った物語を読まされてる感がありつまらない。これは2日間ではあるが、その中で自由に侍の生き様を作れる箱を作ってくれた感じ。
    映画シェーンのように最強がふらりと立ち寄った感じ。どのように過ごすか自由。なかなかこのようなゲームはない。

  • ★★★★★ 5.0

    遊べるバカゲー

    とにかく自由度が高く、
    細かい分岐も数え切れないほどあります。
    どうでもよい会話の選択肢も豊富で、
    無口、スケベ、悪人、善人、サイコパス、組織人等々、
    いろんなロールプレイができるのがこのゲームの良い所です。
    畑の大根を足で蹴り上げて食べて体力回復なんつー
    滅茶苦茶なテクニックがあったりとバカゲー感もすごいです。
    キャラクターも濃ゆいキャラばかりで楽しいです。
    個人的には知床がすきです。
    戦闘も何気に奥が深く、対戦モードも結構楽しめます。
    慣れるまではやさしいモードでもクリアするのは至難の業でしょうが、
    刀を強くしたり、テクニックを磨いていけば勝てるようになります。
    ただ結局どこかの勢力に加担して戦わねばならず、
    エンディングもそこまで変わらないのは残念でした。
    それでもシナリオが非常にうまく練られており、
    繰り返してプレイしても飽きにくく、
    刀集めや技の見切り等やりこみ要素が豊富なので結構長く楽しめると思います。

  • ★★★★★ 5.0

    凄まじく自由なゲーム

    このゲームの自由度の高さというのは
    「一つのイベントにおける展開が非常に多い」ということです
    会話中で寝返ったり、殴りかかったり、勝手に去って行ったり、
    そうすると全て違うリアクション&セリフを返してくれます
    先に悪い印象を与えておくとイベント開始時に露骨に嫌な反応されたり
    良い事をしておくと寝返る様に促されたり
    一つのイベントでもいろんな反応が楽しめるのでついついちょっかい出したくなります
    散々プレイしてるのにいまだに知らない展開が結構あったりして驚くことも多いです

    刀拾わないと性能見れないとか、峠から出ないと倉庫から刀出せないとかシステムが不便ではあるんですけど
    なんだかんだで長く楽しめるスルメゲーム

    完全版と違って異常にコンボつなげやすいのが通常版の面白さ
    見切りも無いので爽快なプレイが楽しめます

  • ★★★★★ 5.0

    生か死のスリルが堪能できる

    タイトルにありますが、この侍では生への執着心がかなり増幅されます。死ねばゲームオーバー表示されるのは死の一文字、数秒でゲームセレクト(最初から始めるとか)に逆戻りです。そして帯刀していた刀(帯刀の限度は三本、鍛冶屋に頼むと一本だけ刀蔵に運んでくれてゲームオーバーになってもその一本は失わない。)故に戦うにしろ、言葉の一つ選ぶにしろ、あらゆる事で生きることに執着するようになるのです!
    さて、完全版の方で戦闘を語って参りましたのでこちらではベストとの違いを。
    ベストで改善、追加された点
    ●刀(斧や大鎌など色々合わせて計6本)が追加
    ●イベントの追加、修正
    ●刀の技に調整が加えられた
    …etc
    三点目では具体的に言うと侍ユーザーお馴染みの残月では万燈会の三段目が空振るようになったとかです。

    対戦も熱いので是非友達となんかと買って、互いに鍛え上げた刀と腕で競うのなんかが私はおすすめです。

    嫌いなとこ…まぁ直してほしい所は、やっぱり刀と技の種類を増やしてほしい。構えも剣豪2(元気より)並にあればうれしいですねー。自分で少し肘や手首の角度の調整して刀の持ち方にでパラメーターが変動するとか。技もほんの少しエフェクトを華やかにしてほしいです。

    後すぐ飽きるという声を多く見受けられますが、少し工夫すると遊ぶ幅が広がりますよ!例えば雑魚ばっか斬りまくっていくら集まるかだとか。(笑)

  • ★★★★★ 5.0

    最高

    マルチエンディングで本当のエンディングを見れた時の感動、達成感がすごかったです。
    また、自由度が高く、キャラクターの個性がしっかりしていて、非常に愛着が持てます。主人公の服装もかなり渋かったですし、音楽や景色も最高でした。
    侍道2や侍ウェスタン等、出ましたが『侍』には勝ててないなと思いました。一人の侍がとる行動が世の中を変えていく所に快感がある訳なんです。僕の希望としては侍一人が日本を変えていくでかいストーリーをやってみたいと思いました。刀一本で日本を歩き渡りたいです。そういう意味での『侍』の続編期待しています。作って欲しいです。

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最終更新日:2024年8月17日 PR