1993年に日本のアイレムから誕生したアーケード用アクションパズルゲーム、「ぐっすんおよよ」シリーズ。その独自のゲームプレイとキャラクターたちが、長い歴史の中で多くのファンを魅了しました。今回は、シリーズの特徴や詳細なゲーム内容、さらには登場キャラクターといった要素に焦点を当て、シリーズの魅力と歴史を探求していきましょう。
ぐっすんおよよシリーズの誕生
「ぐっすんおよよ」は、1993年9月にアイレムからアーケードで登場しました。プレイヤーは、ダンジョンに落ちてしまった「ぐっすん」と「およよ」を操作し、時間内に救出するというユニークなストーリーが展開されます。このゲームは、落ち物ゲームと誘導型パズルゲームの要素を組み合わせ、『テトリス』と『レミングス』のような独自のゲームプレイを提供しています。特に注目すべきは、ランダムなブロックの出現パターンにより攻略方法が確定されない点です。
ゲーム内容の基本ルール
ゲームプレイは、主人公たちを安全な足場まで導くことが目的です。プレイヤーは落ちてくるブロックや爆弾を操作し、主人公たちの足場を積み上げたり、破壊したりすることができます。主人公たちは自律的に動き、プレイヤーはその行動を制御することが求められます。さまざまな敵やミスの条件も存在し、戦略的なプレイが要求されます。
登場キャラクター
ぐっすん
本作の主人公で、青い服を身にまとったトレジャーハンター。ダンジョンの冒険者として活躍します。
およよ
もう一人の主人公で、緑の服を纏ったぐっすんの相棒。彼女もまたダンジョンの冒険者として活動しています。
えみり
村に住む少女で、本作のヒロイン。デモ画面やエンディングに登場し、物語を彩ります。
じょおじ
村の青年で、筋肉質なナイスガイ。物語においてどんな役割を果たすのか注目です。
ぷにくん、ぽにくん、おにのちびたくん、がちゃくん など
様々な敵キャラクターが登場し、主人公たちの冒険を妨害します。それぞれ特徴的な動きや能力を持っており、プレイヤーは彼らとの戦いにも気を付けなければなりません。
シリーズ展開と評価
「ぐっすんおよよ」シリーズは、アーケード版が『ゲーメスト大賞』でベストアクション賞8位を獲得するなど高い評価を得ました。スーパーファミコン版も高得点を獲得し、プレイヤーたちからの支持を受けました。
シリーズ一覧
ぐっすんおよよ(すーぱーぐっすんおよよ)
スーパーファミコン版
「ぐっすん」と「およよ」をゴールまで導く、落ち物パスルの要素もミックスしたアクションパズルゲーム。画面上から落下するブロックなどを使い足場を作ったり破壊したりしながら2人を誘導し、うまく出口にたどり着かせるのが目的となる。また、手に汗握る対戦バトルモードや、オリジナルマップを作成するモードも搭載している。
プレイステーション版
アーケードで人気を博したパズルゲーム『ぐっすんおよよ』のプレイステーション移植作品となる。PSオリジナルモードとアーケードモードを搭載している。落ちてくるブロックを操作し、そのままだと水やモンスターやられてしまう、かよわい「ぐっすん」と「およよ」を導いてダンジョンから脱出させよう。
セガサターン版
アーケードからの移植作となる。画面内にいる主人公の「ぐっすん」および「およよ」をゴールまで導くことが目的。落ち物ゲームと誘導型パズルゲームを合わせたようなゲーム内容となっている。また、アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第7回ゲーメスト大賞」(1993年度)にてベストアクション賞8位を獲得している。
続ぐっすんおよよ(すーぱーぐっすんおよよ2)
スーパーファミコン版
「ぐっすん」と「およよ」を誘導してゴールまで導く、落ち物パズル要素を取り入れたアクションパズル『すーぱーぐっすんおよよ』の続編。メインモードのほか、決められたブロックを使い出口へ導く「つめぐっすん」や2人対戦も楽しめる。落ちてくるブロックを使い、足場を作ったり破壊しながら2人をうまく誘導しよう。
プレイステーション版
落ち物パズル要素もあるダンジョン脱出アクションパズル『ぐっすんおよよ』の続編となる。対戦や詰めモードなど4モードが新しく追加されている。直接動かすことのできない主人公の「ぐっすん」と「およよ」の2人を、画面上から落下するブロックなどを使い、足場を作ったり、破壊したりして無事にゴールまで導いていこう。
セガサターン版
セガサターンで発売された『ぐっすんおよよ』の続編となる。ひたすら上に上がっていく、おのぼりモードなど全4種類が楽しめる。トレジャーハンターぐっすんとおよよ。南の島の海底に眠る沈没船のお宝を探しに行ったら、島の火山が大噴火して謎の地底大陸へ押し流されてしまった。はたしてぐっすんたちは、無事帰ることができるのか。
ぐっすんぱらだいす
1996年11月26日にアクレイムジャパンから発売。新たな敵やアイテムが追加され、シリーズの深化が見られる作品。
まとめ
「ぐっすんおよよ」シリーズは、1993年に誕生し、独自のアクションパズルの操作感とキャラクターたちが魅力で、多くのファンを楽しませてくれました。独特なストーリーと戦略性が特徴で、プレイヤーは主人公たちをダンジョンから救出するために頭を捻らせます。シリーズは高い評価を得つつ進化し、様々なプラットフォームに展開されました。だれにでも楽しめるアクションパズルゲームの傑作となっていますので、まだ遊んだことがない方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?