改造町人シュビビンマンシリーズ|ユニークなキャラクターと斬新なゲームシステムが魅力のアクション

ゲームシリーズ
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本記事では、1989年にPCエンジン用ゲームとして初登場した「改造町人シュビビンマン」シリーズについて詳しく解説します。本シリーズはユニークなキャラクターや魅力的なゲームシステムで、多くのファンを魅了してきました。続編も複数リリースされ、近年では最新のコンソールに移植されるなど、根強い人気を誇っています。

独特なキャラクター設定

独特なキャラクター設定
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ユニークな主人公たち

「改造町人シュビビンマン」シリーズの最大の魅力の一つは、その独特で魅力的なキャラクター設定です。主人公である太助とキャピ子は、普通の魚屋と女子高生からサイボーグに改造されたというユニークな背景を持っています。これにより、プレイヤーは彼らの成長と戦いに感情移入しやすくなっています。

太助

魚屋の青年でありながら、悪の組織「亜空魔団」と戦うサイボーグ「シュビビンマン」に改造された太助は、そのギャップが面白く、多くのプレイヤーから愛されています。彼の強力な攻撃力とユーモラスな性格がゲームにおける重要なアクセントとなっています。

キャピ子

女子高生でありながら、バレーボール部所属のキャピ子もまた「シュビビンマン」として戦うことになります。彼女の明るく元気な性格は、ゲームの雰囲気を明るくし、太助との掛け合いもプレイヤーに楽しいひと時を提供します。

豪徳寺博士

彼らを無許可でサイボーグに改造した豪徳寺博士は、コミカルなキャラクターとしてゲームに彩りを加えています。博士の失敗やトラブルは、ゲームにユーモアをもたらし、プレイヤーに笑いを提供します。

斬新なゲームシステム

斬新なゲームシステム
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2人同時プレイ

「改造町人シュビビンマン」は、PCエンジン用アクションゲームとして初めて2人同時プレイに対応しました。これにより、友達や家族と一緒にゲームを楽しむことができ、協力プレイの楽しさを体験できます。シュビビームを互いに当てて再発射することで強化ビームを放つといった、2人プレイならではの戦略も魅力の一つです。

ステージ選択制

初代「改造町人シュビビンマン」では、ステージ選択制が採用されており、プレイヤーは自分のペースで攻略ルートを選ぶことができます。これにより、プレイヤーは自分の好きな順序でステージを進めることができ、ゲームの自由度が高まります。

アクションとシューティングの融合

「改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-」では、アクションステージとシューティングステージが交互に現れる構成が採用されました。これにより、プレイヤーは多様なゲームプレイを楽しむことができ、飽きることなくプレイを続けられます。

魅力的なストーリーと設定

魅力的なストーリーと設定
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コミカルとシリアスのバランス

「改造町人シュビビンマン」シリーズは、コミカルな要素とシリアスな要素のバランスが絶妙です。太助とキャピ子の掛け合いや、豪徳寺博士のコミカルな失敗が笑いを提供する一方で、悪の組織との真剣な戦いがプレイヤーを引き込む要素となっています。このバランスが、シリーズ全体を通じて一貫した魅力を保っています。

続編ごとの進化

シリーズは続編ごとに進化を遂げており、新たな敵やキャラクター、システムが追加されています。例えば、「改造町人シュビビンマン2」ではシリアスなストーリー展開が採用され、新キャラクターの登場により物語がさらに深まります。「改造町人シュビビンマン3」では、難易度が調整され、より多くのプレイヤーが楽しめるようになりました。これにより、ファンは毎回新たな発見と興奮を味わうことができます。

音楽とビジュアルの魅力

音楽とビジュアルの魅力
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印象的なサウンドトラック

「改造町人シュビビンマン」シリーズは、印象的なサウンドトラックでも知られています。葉山宏治が手掛ける音楽は、ゲームの雰囲気を盛り上げ、プレイヤーの没入感を高めます。特にボス戦の音楽や、ステージクリア時のファンファーレは、シリーズのファンにとって忘れられないものとなっています。

ビジュアルシーンの進化

「改造町人シュビビンマン3 -異界のプリンセス-」では、媒体がCD-ROMに移行したことでビジュアルシーンが多数収録され、より一層の臨場感が加わりました。これにより、キャラクターの表情や動きがよりリアルに描かれ、ストーリーの魅力が一層深まります。

多様な移植と再リリース

多様な移植と再リリース
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幅広いプラットフォームでの展開

「改造町人シュビビンマン」シリーズは、PCエンジンでのオリジナルリリース以降、様々なプラットフォームに移植されています。Wii、Wii U、PlayStation 3、PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch、Xbox One、Xbox Series X/Sなど、現代のゲーミング機器でも楽しむことができます。これにより、新たな世代のプレイヤーにもシリーズの魅力が伝わっています。

初の海外展開

2023年の移植版では、シリーズ初の海外展開が行われ、世界中のゲーマーが「改造町人シュビビンマン」の魅力を体験できるようになりました。これにより、国境を越えたファンの交流が生まれ、シリーズの人気がさらに拡大しました。

シリーズの一覧

改造町人シュビビンマン

改造町人シュビビンマン
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改造町人シュビビンマン(ヒューカード専用)|PCエンジン (PCE)|メサイヤ|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
メサイヤより1989年3月18日にPCエンジン用ソフトとして発売されたアクションゲーム。改造町人である主人公の太助およびキャピ子を操作し、悪の組織「亜空魔団」に攫われた豪徳寺博士を救出し元の身体に戻る事が目的となる。PCエンジン用のアクシ…

『改造町人シュビビンマン』(かいぞうちょうじんシュビビンマン、英題:Cyber Citizen Shockman)は、1989年3月18日にメサイヤから発売されたPCエンジン用横スクロールアクションゲームです。悪の組織「亜空魔団」を倒すために改造された主人公、魚屋の太助と女子高生のキャピ子が敵の要塞を目指して戦いを繰り広げるストーリーです。このゲームは、PCエンジン用アクションゲームとして初めて2人同時プレイが可能となり、キャラクターが声を発するという特徴があります。

ゲームシステム

『改造町人シュビビンマン』の主な攻撃手段は、剣による近接攻撃と、一定時間溜めた後に放つビーム「シュビビーム」です。2人同時プレイ時には、シュビビームを相手に当て再発射することで拡散シュビビームや強化シュビビームを放つことが可能です。ステージは選択制で、各ステージのボスを倒すとクリアとなります。クリアごとにアイテムを入手し、能力を強化できます。エネルギーがなくなるとゲームオーバーとなり、コンティニュー時には所持金が減らされるというシステムです。

登場人物

  • 太助(声 – 河口博): 魚屋を営む青年。強力な力を持ち、力を加減しないとまな板や机まで切ってしまう。
  • キャピ子(声 – ふじえりこ): 女子高生でバレーボール部所属。力を加減しないとスパイクが体育館の床を突き抜ける。
  • 豪徳寺博士: 太助とキャピ子を改造した博士。彼の手術は度々失敗したり、悪の組織に攫われたりする。

改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-

改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-
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改造町人シュビビンマン2 新たなる敵(ヒューカード専用)|PCエンジン (PCE)|メサイヤ|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
メサイヤより1991年4月27日にPCエンジン用ソフトとして発売されたアクションゲーム。『改造町人シュビビンマンシリーズ』の第2作目。改造町人である主人公の太助およびキャピ子を操作し、新たなる敵「ライオ帝国」に攫われた豪徳寺博士を救出し元…

『改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-』は、1991年4月26日にPCエンジン用として発売されました。前作から2年後が舞台で、主人公の太助とキャピ子が新たな敵「ライオ帝国」に立ち向かうストーリーです。コミカルな要素が少なくなり、シリアスな展開が特徴です。新キャラクターとして、ライバルの「ジーダ」と「ミュー」が登場します。

ゲームシステム

本作では前作の剣による近接攻撃とシュビビームに加え、前方や上方向に放つショットが追加されました。ステージは全8つで、一本道の構成となり、アクションステージと強制スクロールのシューティングステージが交互に現れます。

ストーリー

豪徳寺博士が敵に誘拐され、太助とキャピ子は彼を救うためにライオ帝国と戦うことになります。街中の工事現場で突如襲撃された彼らは、シュビビンマンに変身し、新たな戦いに挑むこととなります。

登場人物

  • 太助(声 – 柏倉つとむ): 前作に引き続き登場する主人公。
  • キャピ子(声 – ふじえりこ): 前作に引き続き登場する女子高生の主人公。
  • 豪徳寺博士: 敵に誘拐される博士。
  • シュビビンマンシェイド・ジーダ、ミュー: 新たなライバルキャラクター。

改造町人シュビビンマン3 -異界のプリンセス-

改造町人シュビビンマン3 -異界のプリンセス-
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改造町人シュビビンマン3 異界のプリンセス(CD-ROM2専用)|PCエンジン (PCE)|メサイヤ|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
メサイヤより1992年2月28日にPCエンジンのCD-ROM2専用ソフトとして発売されたアクションゲーム。『改造町人シュビビンマンシリーズ』の第3作目。ハワイ旅行に出かけていた改造町人である主人公の太助およびキャピ子が、異界からワープして…

『改造町人シュビビンマン3 -異界のプリンセス-』は、1992年2月28日にPCエンジンCD-ROM²用として発売されました。太助とキャピ子がハワイ旅行中に異界からやってきたクレハ姫一行に攻撃されるというストーリーです。CD-ROMの媒体によりビジュアルシーンが多数収録され、声優も多数出演しています。本作は前作よりも難易度が下げられています。

ゲームシステム

前作のシューティングステージはなくなり、アクションステージのみとなりました。ゲーム開始時に太助とキャピ子のどちらかを選択し、それぞれ異なるストーリーが展開されます。2人同時プレイ時には両者のストーリーが並行して進行します。

ストーリー

町内会の福引でハワイ旅行に当選したキャピ子は、太助と共にハワイに向かいますが、クレハ姫の操縦ミスでビーチが攻撃されるという騒動が起こります。シュビビンマンに変身して事態を収束させるために戦います。

登場人物

  • 太助(声 – 山寺宏一): 前2作に引き続き登場する魚屋の主人公。
  • キャピ子(声 – 冨永み~な): 前2作に引き続き登場する女子高生。
  • 豪徳寺博士: シリーズ通じて主要人物。
  • クレハ姫(声 – 島津冴子): 本作に初登場する異界の姫。
  • チョピン(声 – 千葉繁): 本作に初登場。
  • バッチ(声 – 玄田哲章): 本作に初登場。
  • 魔族隊長(声 – 池田秀一): 本作に初登場。
  • 魔界神(声 – 大塚明夫): 本作に初登場。
  • 魔物(声 – 梁田清之): 本作に初登場。
  • うみにん: 後に同社のマスコットキャラとして採用されたキャラクター。

改造町人シュビビンマン零

改造町人シュビビンマン零
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改造町人シュビビンマン零|スーパーファミコン (SFC)|コロンバスサークル|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
コロンバスサークルより2017年6月30日に16ビットゲーム機 (SFC/SFC互換機) 用ソフトとして発売された横スクロールアクションゲーム。衛星放送を使ったゲーム配信でのみ楽しめた、コミカルでファンタスティックなアクションゲーム「改造…

『改造町人シュビビンマン零』(かいぞうちょうじんシュビビンマンゼロ)は、1997年にスーパーファミコンサテラビュー向けに配信された横スクロールアクションゲームです。この作品は、元々スーパーファミコン用ソフトとして開発されていましたが、発売中止となり、その後サテラビュー向けに配信されました。2017年にはメサイヤブランドの所有社であるエクストリームのライセンスを受けて、コロンバスサークルよりSFC/SFC互換機で動作するカセットとして発売されました。

ゲームシステム

『改造町人シュビビンマン零』のゲームシステムは、前作までの基本的なアクション要素を引き継ぎつつ、いくつかの新機能が追加されています。

  • シュビビーム: 前作から引き継がれた「シュビビーム」は、今回も強力な攻撃手段として登場します。一定時間溜めた後に放つビームで、強力な敵に対して有効です。
  • アップグレードシステム: ゲームを進める中で、アイテムを集めることでキャラクターの能力をアップグレードすることができます。これにより、ステージを進むごとにキャラクターが強化され、プレイヤーは戦略的にアイテムを収集する楽しみを味わえます。

ストーリー

前作までの主人公である太助とキャピ子に代わり、新たな主人公「らいた」と「あずき」が登場します。彼らもまた、悪の組織と戦うために改造されたサイボーグ「シュビビンマン」として活躍します。ストーリーは、敵組織との戦いや新たな敵キャラクターとの対峙が中心となります。

登場人物

  • らいた: 新主人公の一人。電撃を操る能力を持ち、スピーディな攻撃が特徴です。
  • あずき: 新主人公の一人。水を操る能力を持ち、広範囲にわたる攻撃が可能です。
  • 豪徳寺博士: 前作から引き続き登場するキャラクターで、主人公たちをサポートします。

まとめ

まとめ
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「改造町人シュビビンマン」シリーズは、そのユニークなキャラクター設定、斬新なゲームシステム、魅力的なストーリー、印象的な音楽とビジュアル、そして多様な移植展開によって、多くのファンを魅了してきました。1989年の初登場から長い年月を経てもなお、新たなプレイヤーを引き込み続けるこのシリーズの魅力は、今後も色あせることなく、さらなる進化を遂げていくことでしょう。

改造町人シュビビンマンシリーズの一覧

ゲーム一覧|改造町人シュビビンマン|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
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この記事を書いた人
カズタマ

幼少期からファミコンにとっぷりハマったヘビーゲームユーザーで、自身でもスマホ用ロールプレイングゲーム「無限の迷宮」を制作している。株式会社デザイナーズパレットの代表取締役。

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