「フェーダ」シリーズは、マックス・エンターテイメントが開発し、株式会社やのまんから発売されたシミュレーションRPGシリーズです。このシリーズは、全3作(リメイク版も含む)が製作され、敵と味方が交互に移動するシミュレーションRPGとして注目を集めています。このページでは「フェーダ」シリーズの魅力について詳しく探求していきます。
未完の名作
「フェーダ」シリーズは、『フェーダ』から『フェーダ2』まで、同じ歴史を綴った物語が展開されています。しかし、『フェーダ2』以降の物語が未だに完結していません。そのため、物語の続きを求めるユーザーも多く存在します。
シリーズの一覧
フェーダ ジ・エンブレム・オブ・ジャスティス
スーパーファミコン版
スーパーファミコン用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。軍属のゲリラ部隊を指揮する主人公達を操作して、敵対する軍隊への反乱活動や革命を成功させることを目的としている。基本的にはキャンプでパーティの入れ替えや装備などの準備を行い、ミッション先へと移動。戦闘を開始し、司令部からの目的を達成させるといった流れでゲームが進行していく。
セガサターン版
セガサターン用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。スーパーファミコンで発売されて好評を得た作品「フェーダ」のリメイク作品となる。主人公の属性によってイベントが変化するのが特徴となる。「フェーダ」から続編である「フェーダ2」まで、同じ歴史を綴った物語であるが未だに完結する目処は立っていない。
フェーダ2 ホワイト=サージ・ザ・プラトゥーン
プレイステーション用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。戦乱が絶えないスクーデリア大陸を舞台に傭兵部隊を率いて敵の軍に立ち向かうゲーム『フェーダ』の続編となる。多彩なミッションとキャラや兵装によって変化する戦闘アニメが特徴となる。8年後の世界を舞台に、主人公ハーベイ・ウィンストンとなって、東アルカディア連邦軍「ホワイト=サージ」を率いて戦おう。
独自の進行システム
ゲームの進行は、軍属の傭兵部隊を指揮する主人公たちが敵対する軍隊への反乱活動や革命を成功させることを目指しています。以下は、ゲームの基本的な進行フローです。
- キャンプでの準備: パーティの入れ替えや装備の準備を行います。
- ミッションへの移動: 主人公たちはミッション先に移動します。
- 戦闘開始: 戦闘が始まり、司令部からの目的を達成させます。
- 戦闘終了後: 新たなミッションが与えられ、キャンプに戻ります。
独自のゲームシステム
捕虜収容所
『フェーダ』特有のシステムで、戦闘中に主人公やパートナーが敗北しても、わずかなペナルティが発生し、捕虜収容所に収監されます。救出ミッションを行うことで戦線に復帰できる点が特徴的です。
野戦病院
『フェーダ2』では主人公やパートナーのHPが尽きると友軍キャンプの野戦病院へ搬送され、負傷の程度によって出撃可能かどうかが決まります。このシステムにより、戦闘のリアリティが向上しています。
OPM(部隊ポイント)
『フェーダ2』独自のシステムで、金銭の概念は存在せず、兵装や支給品はOPMと呼ばれる数値で管理されます。この数値は部隊に対する予算と評価を兼ねており、部隊の行動によって変動します。
兵装
『フェーダ2』では各キャラクターが1つから4つの兵装を持ち、これによって特殊技やステータスが変化します。兵装の選択がミッションの成功に大きな影響を与え、プレイヤーに臨機応変な戦略を求めます。
称号
部隊のリブラ値によって変動する称号は、部隊の方向性を象徴しています。称号の変化によって新規メンバーの特性が変わるほか、部隊メンバーが方向性に合わない場合は退隊することもあります。これが物語やエンディングに影響を与え、プレイヤーに選択の重要性を教えてくれます。
多様な種族
物語の舞台であるミルドラス=ガルズには、等身大で描かれるヒューマンを始めとする多様な亜人類が存在します。種族ごとの感情や社会的な差別が描かれ、物語に深みと奥行きを与えています。この多様性が、プレイヤーに異なる視点から物語を楽しむ機会を提供しています。
まとめ
「フェーダ」シリーズは、独自のシステムや豊かな物語、多様な種族などが複雑に絡み合った、子供から大人まで楽しめる魅力的なゲームです。プレイヤーは戦略的な思考と物語への没入感を同時に味わいながら、未知の展開にワクワクすることでしょう。ゲームシリーズ「フェーダ」の世界に飛び込んで、新たな冒険に挑戦してみてください。